「LABI1 日本総本店 池袋」の地下1階。家電量販店とは思えない住まいのシーン提案でお客のイメージを膨らませる。

 ヤマダ電機は昨年12月に子会社化した大塚家具の商品を大幅に導入し、家電と家具を融合させたライフスタイル提案型の売場の展開を始めた。7日にリニューアルした東京と大阪の都市型店舗4店で一斉に立ち上がった。

 リニューアルオープンしたのは「LABI(ラビ)1 日本総本店 池袋」「LABI 品川大井町」「LABI1 なんば」「LABI LIFE SELECT 千里」。このうち池袋と千里では新たに家具・インテリアのフロアを開設。リビングルームやダイニングルームの生活シーンを提案し、ソファやダイニングテーブル、ダイニングボード、書斎関連家具、ベッドやマットレスをそろえた。

 品川大井町となんばでは従来も家具・インテリアのフロアがあり、大塚家具はソファやダイニングセットなど数点を展示していたが、今回のリニューアルでダイニングボードやベッド、マットレスなどまでバリエーションを拡大。リビングルームやダイニングルームのシーン提案を始めた。

 ヤマダ電機は家電と住関連商品を同時展開する「家電住まいる館」の展開を2017年から始め、昨年末には108店に拡大。大塚家具の商品はこのうち18店で展示していたが、昨年12月の資本提携後は導入が進み、今回の都市型店舗4店のリニューアルで34店に広がった。

家電と家具が融合し生活シーンを提案

 7日リニューアルオープンした池袋店では地下1階を「リフォーム・インテリア・家具」のフロアに刷新。ヤマダ電機による家電、家具、リフォームを5つの色の切り口でコーディネート提案するオリジナルブランド「クラフト」の340アイテムとともに、大塚家具の中・高価格帯の家具類約380アイテムが展開され、さまざまなシーン提案売場が大々的にお目見えした。

ヤマダ電機オリジナルブランド「クラフト」。キッチンを中心にした清潔で明るい白のコーディネート提案。

 また3階の洗濯機や冷蔵庫のコーナーにはテーブルが並べられ、キッチンの在り方を提案。4階の大型液晶テレビコーナーにもテレビとソファを一緒に並べ、まるで自宅のリビングルームにいるような気分になれる提案がされていた。

3階の白物家電の脇でも「クラフト」を中心にここでは黒を基調にキッチン回りを提案する。
4階の液晶テレビコーナーではハイクラスのシアタールームを提案。テレビとソファを同時に置くことで実際の部屋のイメージが湧く。

 ヤマダ電機の三嶋恒夫社長は「3年前に家電住まいる館をスタートするに当たって、自社で家具の開発も始めたが、低価格商品が中心で、最近の4Kの有機ELテレビなど高級家電とのコーディネートがうまくいかなかった。大塚家具の高単価商品を導入することで家具のグレードも高まった」と話す。

 大塚家具の大塚久美子社長は「家具だけでなく内装、リフォーム、家電の全ての融合が進み、売場の完成度が高まっている」と話していた。

ヤマダ電機の三嶋恒夫社長と大塚家具の大塚久美子社長。