子供からシニアまで、みんな大好きなにぎり寿司。メタボ予防や若返りなど、健康効果がある魚の優れた栄養価を手軽に食べられる料理です。

 軽減税率の適応後、ごちそう感のあるテイクアウトメニューとして「持ち帰り寿司」を利用される方も多いのではないでしょうか。

 でも、お寿司は好きだけれどご飯の糖質が気になって「ダイエット中はお寿司を控えないと」なんて思っていませんか。そんな方に朗報。実はこの「持ち帰り寿司」が、寿司の太りにくい食べ方なんです。

 生魚を使う持ち帰り寿司は冷蔵庫保存が必要なので、必然的にシャリ(ご飯)は冷やされた状態になりますが、ご飯のでんぷんは10度以下になると、レジスタントスターチに変化、血糖値の急上昇が緩やかになるのです。これはつまり、太りにくくなるということ。さらに便秘解消にも効果的なんです。

ダイエット効果を高める「4つのルール」

①食べる直前まで「冷蔵庫保存!」

 魚は鮮度が命。鮮度が落ちると、脂が酸化してせっかくの栄養効果が減るだけでなく、体の老化を進めてしまいます。持ち帰り寿司は食べる直前まで冷蔵庫保存がお勧めです。

②食前、食中には「ホット緑茶」

 お茶には、脳と体を「リラックスさせる」「リフレッシュさせる」という効果があり、食前に温かい緑茶を飲むと、食べ過ぎと飲み過ぎを防げます。生魚は体を冷やすので、食中にも緑茶を飲んで胃腸を温め、代謝を上げましょう。

③食中には「ガリ」を食べる!

 脂の多い中トロなどの後にはガリがお薦め。酢酸が口の中の脂をスッキリ洗い流すと同時に、余計な脂肪を排出してくれます。食物繊維豊富なショウガは噛むことで満腹感が増し、食欲をコントロールしてくれる働きもします。

④「みそ汁」で腸を整え、食欲抑制

 みそに含まれる大豆オリゴ糖は腸の善玉菌 レプチンの大好物。このレプチンは「食欲抑制」のサインを出すので、食べ過ぎ予防になります。

 みそ汁の具を「あさり」にすると、鉄分やビタミンB12、亜鉛を豊富に含むので肝臓を守ってくれます。「豆腐」なら、大豆イソフラボンの抗酸化作用で、酸化しやすいという生魚の弱点をカバー。魚の優れた栄養成分がさびる(酸化する)ことなく、その働きを底上げしてくれます。

ネタ選びが楽しくなる「お薦め寿司ネタ8選」

【マグロ】赤身、中トロをバランスよく食べ、脳と筋力をパワーアップ

 

 赤身はタンパク質の宝庫で美しい筋肉を作ります。中トロの脂肪にはDHA、EPAが豊富で、特にDHAは脳の血流改善に働きます。

【イワシ】EPAがトップクラス!血液中の脂肪燃焼、血流改善に

 

 イワシは青魚の代表ですが、青魚には「オメガ3系」の不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。特に血液中の脂肪を溶かすEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富。薬味のネギには血流促進をさらに助けるアリシンが豊富なので、EPAとの相乗効果も期待できます。

【サーモン】寿司ネタの「キング・オブ・アンチエジング」

 

 サーモンなどのマス科の魚は、若返りのダイエットホルモンとして注目の"ビタミンD"が群を抜いて豊富です。身が赤いのは天然色素「アスタキサンチン」によるもの。アスタキサンチンは高い抗酸化力を持つため、アンチエイジングに敏感な欧米では美容食には必ずサーモンが使われているほどです。

【エビ・ホタテ】血流を改善させ、体を温めます

 東洋の中医学ではエビやホタテは体を温めてくれる食材に分類されます。ゆでるとうま味成分や栄養価がゆで汁に溶け出してしまうので、生食が可能な甘エビなどがお薦めです。

【タコ・イカ】肝臓の働きを助け、早食い予防にも

 タコもイカも肝臓の働きを助けるタウリンが豊富。かみ応えがある食材なので、食事のスピードがゆっくりになり、満腹ホルモンの分泌や血糖値の急上昇を抑える働きもあります。

【カツオ】薬味たっぷりで疲れた体を回復させよう

 

 カツオ といえば鉄分、ビタミンB群が豊富で、エネルギー代謝の促進が期待できます。薬味にぴったりなネギにはアリシン、ショウガにはショウガオールが含まれますが、これらは血流を改善させ、代謝促進効果を持続させます。

 いかがでしたか? 最近、さらにおいしくなった「持ち帰り寿司」。食べ方一つで私たちの健康を助けてくれる優秀な料理です! 日本ならではのおいしい鮮魚を手軽に楽しく味わいましょう!