1月のアドバイス:気温は高めに推移、春の新作中心に訴求せよ!

 1月は初売り商戦、冬物最終処分セール、セレモニー商戦が重要な月。主な社会イベントは成人式と春節。今年の新成人は122万人だが、昨年生まれた赤ちゃんが86万人。20年後の新成人は86万人という市場ボリュームが前提となり、量から質へのビジネスモデルの転換が求められていく。

 また、25日の旧正月の前後1週間から始まる春節休みで韓国、中国、台湾など近隣アジア諸国からのインバウンド客が期待できる。2019年は中国(72万人)、韓国(71万人)、台湾(39万人)とこの3カ国で、この月のインバウンド総数の7割を占めたが、今年は韓国からの数は望めず、例年のような活況は期待できない。

 気象庁発表の3カ月予報によると、今年は寒気の南下が弱く冬型の気圧配置が長続きしないため、3月までの気温は高めに推移するそうだ。最早、ここまでくると季節外れの寒気に覆われるより、小春日和のような日差しの方がありがたい。冬物処分の進捗とともに店頭では商品鮮度が感じられて2月、3月まで着用できるような春アウター、春ニット、春シャツ、春ボトムといった「春の新作」を中心に訴求していきたい。

*印の企業=20日締め、*1=衣料・雑貨(衣料品部門)の数字、*2=小売既存+ネット通販既存の合算数字、*3=既存店+Eコマースの合算数字/文中の売れ筋動向はIR情報および筆者視察によるものです。税込み価格は全て10月1日以降の増税後価格としました。