「オーナーの改革行動」には感謝の声も

セブン-イレブンのオーナー:ハッキリ言って「自爆テロ」だと思う。やっていることは無茶苦茶だけど、明らかに本部がビビリ始めた。加盟店に対して「気を使う」前までは、何をしても「問題無い!」と、本部が加盟店を見下してるなと感じる時があったけれど、これ以降は以前の出来事でも「世の中に露呈するって!」緊張感が半端じゃなく感じる。だから、良くやった!と思ってる。

ローソンのオーナ-:今までコンビニ店舗の「時短営業」とか、全く考える余地はなかった。知り合いのオーナーが何年も前から何度も本部にお願いしてもだめだったのに、今回、交渉したら営業時間が変更できたので喜んでいた。「あの人のお陰だって感謝してます」って。聞くと、「行動は猪突猛進でも、ある意味、時代を変えたと、普通では無理だから、凄い人とだと思うよ」。

ファミリーマートのオーナー:まず、やることをやれよ、キチンと店舗運営を! それから、正規の手続きを踏んで本部に意見を上申する、普通、常識だよ。クレーム日本一だって、笑わせるなよ。コンビニのイメージダウンだよ、ほんとに……。

「オーナーの経営姿勢」には疑問の意見

セブン-イレブンのオーナー:結局ね、コンビニは本部と加盟店とのwin-winの関係が保てなければ、経営の継続が成り立つたないし、本部は本部でリストラやいろいろなことがあるし、今、大変な時代になってきている。特にここ数年はそう。そんな時に本部に本気で逆らったら、FC契約の継続は終わりだよ。勝てる訳ないのだから。巨大な組織に逆らうだけ損。本部との良好な関係が重要で、意見を言うときは筋道立ててから言わせていただきますが、40年、利益配分の在り方に変化がないですよね!加盟店は社会保険の負担分で相当に厳しい。本部は利益が出ているのだから、本当に助けてください。

ローソンのオーナー:結局、本部に「やらせてください」って言ってFC契約をしても、建前で立場は対等なんて平然と言うけど、そんな訳がないし! 今まで数多くのコンビニオーナーを見てきたけど、結果は自業自得で自滅だよね……。商売には向き不向きの適性があるから、向かない人は「コンビニ経営に関わらず」が無難。

やっぱり「三方よし」が商いの王道

 ご登場いただいたオーナー、深夜勤務の忙しい中での突然の取材でしたが、誠にありがとうございました。

 今回、感じたことは、お話を伺ったオーナーの店舗は商売人としてお客さまをお迎えする基本的な「あいさつ」「クリーンネス」「品揃え」がきちんとできていること。そして、従業員教育の「しつけ」をスタッフに親身に行っていたことでした。

 加盟店がコンビニ経営を円滑に行うには、過度に権利を主張する前に、加盟店としての責務を果たし、日々の活動で本部との信頼関係を築き上げていくことが重要だと、改めて痛感しました。

 私は「コンビニ経営は生き様」と思って取り組み、長期間、繁盛店として店舗を運営し、コンビニFC契約を満期で円満に終えました。それは「商は笑なり」。「三方よし」の精神で地域のお客さまに愛される店を目指してきたからで、その姿勢が商いの王道だと思っています。