タイヤのロックはNG、トラブルの芽は未然に摘む

 無断駐車や長時間駐車がされた場合、まずは車のフロントガラスに「長時間駐車・ご遠慮お願い致します」という告知の紙をワイパーにはさみます。普通はこれで収まります。

「トラブルを避けるため」に、告知の紙をガムテープなどで貼り付けるのは避けましょう(跡が残る)。タイヤのホイールにチェーンをつける「タイヤのロック」など半ば強制的な行為は基本的に「器物損壊に及ぶ可能性」や思わぬ大惨事、トラブルが起きる可能性を秘めているので、注意が必要です。

 その上で、同じ方が「無断駐車トラブル」を繰り返すときは、最寄りの警察へ「店舗への営業妨害でありませんか?」と相談に訪ねることをお勧めいたします。

 実は無断駐車の車はまれに、盗難車や犯罪に絡んだ事例があり、警察への通報や相談は効果的なのです(警察への頼み方は『コンビニに自動車が突っ込んできた!』『夏のコンビニ、爆音とともに暴走族が訪れる』の原稿にあります)。

 弁護士に相談するのも有効です。

 告知の張り紙も無視し、繰り返し無断駐車をする場合は、車両とそのナンバープレート、車両駐車場の全景を撮影しておきます。可能なら、車両に乗り入れする人物の写真と動画を撮影し、保存してください。その他、無断駐車をした日時、駐車場の場所、車両と駐車場位置の見取り図を記録。その上で、無断駐車をした人物の住所も確認します(弁護士を通じて管轄の運輸支局に車両の所有者の氏名、住所を問い合わせるのは、「23条照会」という弁護士に認められている方法です)。

 所有者の住所、氏名が運輸支局から回答されたら、弁護士から内容証明で「警告文」( 繰り返し無断駐車をした日時、場所、悪質である旨と今後、無断駐車を繰り返す場合は「法的措置をとることになります」との内容)を車両所有に送ります。それでも、無断駐車をやめない場合は弁護士に交渉してもらいます。まれに、車をそのまま置いて(棄てて)、海外に帰国などのケースもあるようです。この場合も、弁護士や各行政機関に対処方法をご相談ください。

 コンビニ業界は今、大変革期を迎えています。今こそ、チェーンが持つ経験やノウハウを生かして、コンビニ本部とコンビニ加盟店が「持ちつ持たれつの」思いやりの精神でさまざまな問題に向かうことを切に願っています。