コンビニの現場は「悲鳴が響く人間ピラミッド状態……」。無理に無理を重ね、ビジネスモデルに歪みが生じたコンビニ業界では、本部社員の方々、加盟店の方々、業界に関わる方々が疲弊、困憊しています……。

 一昔前、リスクを踏まえつつ、わずかな可能性に覚悟を決めて「コンビニ博打人生」に挑んで約20年。その間、「食うか、食われるか!」という殺伐とした場面も幾度とありました。

 今はコンビニ経営から引退していますが、元加盟店オーナーの立場で「時短セブン」の孤軍奮闘を応援していましたが……。

オーナーは27日朝までに本部に回答を求めている

 コンビニの本部と加盟店との関係はフランチャイズ契約により結ばれています。今、話題の時短店、セブン-イレブン東大阪南上小阪店(大阪府東大阪市)は本部からこの「契約解除通告」を受けています。

 

 この間の経緯を追うと、本部は顧客対応を改善しない限り、FC契約を31日付で解除すると通告。その理由を顧客からの苦情が多発しているためと説明しています。ネット上での度重なるセブン幹部への誹謗中傷も問題視、これも「加盟店契約の解除事由に該当する」としています(『セブン、契約解除を通告 苦情多発で東大阪の加盟店に』12月20日 時事ドットコムニュース)。

 これに対して、この店舗のオーナーは契約解除理由に挙げられた顧客対応について「苦情は受け入れ改善する」と表明。27日朝までに本部に回答を求めています(『セブンに契約継続要請「顧客対応改善する」東大阪の加盟店』、12月23日 時事ドットコムニュース)。

 これがどうなるのか? そもそもTwitterで本部を誹謗中傷する内容を配信している? 日本一クレームが多い? これはいかなることなのか。ふつふつと、興味が湧き起こり、実際に店舗に行ってみたくなったのです! 

基本の徹底が不十分、商売の姿勢も……

 噂のセブンは近畿自動車道の東大阪南ICから程近くに位置。周囲に大学や高校、企業、飲食店、住宅が密集した「たばこあり・酒あり店」です。併設の駐車場はコインパーキング式で12台、看板には「セブン-イレブンをご利用のお客様 20分は無料」と表示されています。店舗周辺を見ると、競合コンビニが少ない恵まれた地域にあるといえるでしょう。

 そのため、時短営業を始めてから「店主利益は増加」と報道にあるのは、セブン-イレブン本部の商品開発力とブランド力によるものと思えるのですが……。

 でも、「百聞は一見にしかず」。時短営業の開店時間に合わせ、買物に行きました。

 店舗に伺い感じたことはクオリティ、サービス、クリーンネスの徹底が不十分なことでした。「顧客対応には基本の徹底が重要」ですが、入店、退店時の「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」のあいさつは一言も言わず、オーナー自ら従業員と共にレジカウンター内に立っています。店舗入り口から丸見えのオープンケースはガラガラでわずかな商品が並ぶだけ……。

 このオーナーは「コンビニFC自動販売機」からコンビニ経営簡単パッケージカプセルを買い、楽勝に経営継続が可能と考えているのか? コンビニFC契約の厳しさを理解しているのか?

 そんな思いが頭の中をよぎりましたが、それは入店前に店舗壁面にある『近大、高、中関係者の駐車一切お断り!!』の大きな張り紙を見ていたから。しかも、これは「有料に関係なく」なのだそうです。

 

 これがお客さまに来ていただくことで成り立つ小売店の営業姿勢でしょうか? こうした身勝手な言動に世の中を「舐めているのか!」と、思うのは……、私だけでしょうか。