「避けた方がいい靴」の見極め方

吉武:「避けた方がいい靴の構造や質があれば教えてください」

野村:「私たち専門家のいう履きやすさとは。着脱のしやすさではなく、足へのフィットを指します。着脱しやすいものはゆる過ぎて、靴の中で足が遊んでしまい、足にさまざまなトラブルが起こるので要注意です。もし、ヒールのある靴の場合は、自立して立たない靴や、傾いているものは避けましょう」

 

野村:「どの靴にも共通していえるのは『カウンター(かかとの芯)』の硬さです。足部の骨で一番大きい骨は踵骨です。人は歩くときにかかとから着地するので、この骨を固い芯が支えることで歩行が安定しやすくなります。よく、かかとが外や内につぶれた靴を履いている人がいます。

 

 これは靴のサイズが大き過ぎるためか、かかとに芯が入っていない靴、または軟らかい芯の靴で着地時の足の動きをサポートできていないことが理由として考えられます。芯はヒール靴の方が入っているものが多いので、『芯の固いもの=痛みの原因』という考え方は間違いです。かかとが脱げやすい人は、かかとの後ろ側の丸みが靴の丸みよりも浅く、ホールドされずに脱げやすくなっている。これは靴ずれの原因になります。最近のスニーカーは見た目と履きやすさの重視により、質がかなり低下しているものもあります。スニーカー選びの際にもぜひ参考にしてください

 

吉武:「靴選びの時に前から見るだけでなく、かかとの傾き加減もチェックすると良さそうですね。ここは自分では見れない部分なので、誰かに見てもらわないといけませんね」

野村:「そうですね。靴を履いて、歩くときにかかとが傾いていないか確認してもらうのがベストです」

吉武:「足のバランスが悪いと、どんな悪影響があるのでしょうか?」

野村:「人間は二足歩行をするため、歩行時に体にかかる衝撃を吸収するアーチが足裏に3つあり、このアーチがカメラの三脚のよう体を支えています。足のバランス低下とは、この三脚の機能が衰えてしまうことです。今はまだ症状がなくても、足のバランス悪化が原因で腰や肩こり、姿勢の悪さの原因になっている人がほとんどです。O脚や扁平足、外反母趾などの足のトラブルも足のバランスが悪いことで生じています。足のバランスを整えるだけで、足のお悩みだけでなく体のお悩みも解決してしまうこともあります。足はとても大切な部分。ご自分の足の特徴を知り、正しい靴選びができるとヒールのあるなしにかかわらず、ずっと体への負担を減らすことができますよ」

吉武:「体への負担が減るのはうれしいですね。野村さん、ありがとうございました」

 今回は野村さんに「ヒール靴~フラットな靴の選び方のポイント」を教えていただきましたが、いつまでも健康で歩けることの大切さを改めて感じました。

 子供から高齢者まで、全ての世代の方々にとって靴はとても大切な健康アイテム。健康であることで、ビジネスパーソンもパフォーマンスを最大化できるので、ぜひ靴選びの参考にしてください。

 最後まで、お読みくださいまして、誠にありがとうございました。日々の振る舞い、発言、行動の積み重ねが、あなたの印象をつくります。本来のあなたのポテンシャルに近づくために、印象で損しないために、ぜひ、印象のセルフマネジメントを一緒に意識し続けていきませんか?