生活のリズムが狂いやすい長期休暇。特に年末年始はイベントが多く、暴飲暴食に走りがち。しかも、寒波と空気の乾燥、風邪やウィルス流行などで免疫力はどうしても落ちやすくなります。正月の休み明けは体が重い、だるい、風邪が治らないなど、体調が優れない方が多いのでは?

 そんな時期だからこそ、代謝や免疫力を高めてくれるカニがお薦め。赤い甲羅に包まれた見た目の華やかさやおいしさに加え、その栄養価は素晴らしく、家族が集まる年末年始ならではのごちそうともいえます。

「カニ」が体に良い理由と効果的な調理方法

 カニの鮮やかな赤い色素には「アスタキサンチン」が含まれています。これは優れた抗酸化作用を持ち、体全体を若返らせて免疫力を高める血流改善効果も期待できます。代謝を高めるネギやニラなどの薬味と一緒に摂取すると相乗効果がアップしますよ。

 おいしいうま味成分である、アミノ酸の一種の「タウリン」が含まれており、弱った肝臓の働きを助けます。代謝に不可欠な水溶性ビタミンの「ビタミンBナイアシン」も含まれており、皮膚や粘膜の健康維持にも。

 優れた効果はこれだけ以外にも。エネルギー量は100g当たり約63キロカロリーで、脂肪はわずか0.4g。タンパク質はハムや卵と同等レベルの14g含まれるので、「低カロリー・低脂肪・高タンパク」で健康な体づくりにぴったりな食材なんです。

唯一の欠点!?カニの身は「体を冷やす」とよい

 栄養効果に優れたカニですが、実は「体を冷やす」食べ物です。漢方の分類では「寒」に属し、体の余分な熱と水分を取り除くことで汚れた血液を浄化する作用があり、むくみや腫れ物に良いといわれています。体が冷えやすい寒い日本の冬にカニを食べるなら「体を温める食材」と「調理法」がお薦めです。