《今回の相談内容》 (大田区 D・T 28歳)

「私は片付けが苦手で、上司からいつも『デスクの上をなんとかしろ!』とお小言を頂戴しています。それは分かっているんですけど、何でできないんでしょう?」

 

 どこの会社も年末になるとオフィス内を大掃除することが恒例行事になっていますよね。できることならそんな時節に関係なく整理整頓は心掛けたいものですが、今回の質問者のように「片付けが苦手な人」っているものです。その一方で、いつもデスクの上をきれいに整理整頓している「片付け上手な人」もいます。その違いはどこにあるのでしょうか。

 どちらのタイプになるかは、乳幼児期のある期間をどう乗り越えてきたかで決まると言ったら、あなたはどう思いますか。

  かの有名なフロイト博士の研究によると、0歳から6歳頃までの子供は「口唇期」「肛門期」「エディプス期」と呼ばれる3つの発達段階を経て成長していくとされていますが、整理整頓が身に付くかどうかの重要な時期は、生後18カ月~3歳ごろまでの「肛門期」にあるというのです。

 その時期の乳幼児の課題の一つはトイレの訓練。乳幼児たちはトイレに行ってパンツを下ろすまでは排泄を我慢することを覚えなくてはなりません。

 実は、その時期にトイレの習慣を厳しくしつけられた人は几帳面できれい好きな性格になり、大人になってからも部屋やデスクの上をいつもきちんと整理整頓する人になるというのです。

 一方、その時期にあまりしつけられずに排泄欲求をそのまま発散していた人は、雑でいい加減な性格になり、大人になってからも部屋やデスクをいつも散らかし放題にしてしまうのだとか。

  その時期をうまく乗り切れたかどうかは3歳ごろまでのことなので覚えている人は皆無に近いのでしょうけれど、その時期の生活習慣の違いが大人になっても影響するなんて驚きですよね。

  でも、いまさら「片付けられないのは、親がちゃんとしつけてくれなかったからだ」と恨み言を並べても仕方のないこと。それに親がしつけようとしても、あなたがぐずって抵抗したからかもしれませんしね。

 それに、片付けられない性格は悪いことばかりではありません。何事も大らかで、金銭感覚も緩やかで金払いもいいので、周囲の好感度は高いのではないでしょうか。

 一方、片付け上手な人は倹約家(悪く言えばケチ)で、欲張りなところがあるので、周囲の好感度はいまひとつな人がいるかもしれません。性格は表裏一体、良い面もあれば悪い面もあるということです。

 それはなにより、そろそろ重い腰を上げてデスク周りだけでもお掃除を始めてみませんか。