共働き世帯や高齢者の増加、人口の減少、EC販売の台頭により、リアル店舗にとって苦しい状況が続く今、スーパーマーケット各社はどのような取り組みで自社店舗の価値を高めているのだろうか?

 今回は本社が愛知県の(株)デライトが運営する「クックマート」の“メディア化”に迫る。これまでのスーパーマーケットにはない「今っぽさ」を感じる取り組みの数々と、人と手間をかけ、ローカルさを大切にしながら続ける地道な努力。そこには「魅力ある場づくり」を大切にする、白井健太郎社長の強いこだわりがあった。

誰もが目を奪われるWebサイトやキャラデザイン

「クックマート」は東三河・浜松エリアを中心に11店舗を展開している。私がこのスーパーマーケットを知ったきっかけはインパクトのある採用広告。何の機会だったか忘れてしまったのだが、同社の採用サイトにたまたま行きつき、そのクリエイティブな見た目の採用広告に一瞬で心を奪われてしまった。

こちらがその採用広告

「これは何だか、普通のスーパーマーケットとは違いそうだ……。」と感じた私は、公式サイトやSNSを見に行き、さらに驚くことになる。まるで「広告企業かIT企業かな?」と思うほどおしゃれで質の高いビジュアルの公式サイトや、温かみがありながらもスタイリッシュさを感じる熊のマスコットキャラクター「クックマ」の存在。

 公式サイトでは自社のWebマガジンを運営し、オンラインショップではクックマのキュートなキャラクターグッズを販売する。これまで見てきたどのスーパーマーケットよりも、同社は「今っぽさ」を感じた企業だった。

クックマグッズ。かわいい!