採用から退職後まで「ジャーニー」のサイクルで考える

 現在の人材マーケットの状況ですが、Manpower Group、Gallup、LinkedInによりますと46%の企業が「人材獲得に苦労している」と回答し、従業員の3分の2は仕事への意欲が低いといいます。また、ビジネスパーソンの実に90%が転職機会に関心を示すというデータも出ており、今後は人材獲得競争がより激化することは必至の状況です。そういう意味においても、企業において従業員エンゲージメント向上と定着化を図ることが最重要課題となってきているのです。

 そこで弊社では、従業員エンゲージメント向上のためのプラットフォームとしてERM(Employee Relationship Management)という考え方を提案しています。これは従業員のジャーニーを「採用活動」、「オンボード(入社後の早期定着と即戦力化)」、「エンゲージメント(離職防止、モチベーション向上)」、「卒店・退職」の4つのステージに分けて、それぞれに施策を打っていくやり方です。

 

 まず「採用活動」では、SNSなどを使った効率化や面接までの期間短縮など、採用母数を増やし、採用効率を高める施策を行います。「オンボード」では早期の立ち上がりを目指し、アプリなどを使って入社前の手続きをわかりやすくしたり、入社後は不安に感じやすい部分を先んじてフォローできる仕組みを作るなどしていきます。

 「エンゲージメント」の段階では、働きやすい環境の構築に焦点を当てます。Googleの検索窓のようなシンプルで分かりやすい問題解決のアプローチや、ゲーミフィケーションを応用した楽しくも学びのある環境、あるいは人材が今持っているスキルを可視化して、必要な学習を分析して提供するようなことも有効です。

 さらには卒店・退職後も積極的に関わっていきます。従業員の方が退職すると関係が終わってしまう場合が多くありますが、持続的な関係を築くことのメリットは多くあります。

 たとえば、退職者同士のコミュニティを形成しておくなどして繋がり続けることで、退職後も御社の一番のファンとして関わっていただくことが可能だと思います。また会社のことをよく理解している方ですから、より良い人材の紹介だったり、時期によっては再雇用の機会があるかもしれません。採用コストという観点からも、退職者の方と関わることは重要だと我々は考えています。

 今回、従業員エンゲージメントを高めるためにデジタルで何ができるかについて、少しながら弊社の事例を踏まえながら紹介させていだだきました。今後、働きがいのある環境をいかに作っていくかはとても大きな課題となるはずです。ぜひいまから取り組みを検討されることをお勧めいたします。

㈱セールスフォース・ドットコム TEL03-4222-0100

https//www.salesforce.com/jp/