親族で集まる機会に、夕飯を用意していくことになりました。人数は6人、食の細い子供や祖母もいたため、一人ずつお弁当を買っていくには量が多過ぎることから、オードブルを頼もうと思い付きました。

 ところが検索すると、オーダーは10人分からというところが大半。3~4人分の料理なら複数見つかったのですが、足りなくなる可能性もある分量です。私が頼みたい6人分は中途半端な人数だったようで、希望に一致する店が見つからず困ってしまいました。

 迷った末、結局依頼したのは、数回ランチを食べたことのある近所の中華料理店でした。店内にチラシが貼ってあったことを思い出し、電話をかけて問い合わせたところ、無事、予約することができました。料金は約4~6人分で税込み5400円、普段はあまり食べる機会のないクラゲの冷菜など珍しい料理も入っていて、家族には好評でした。

店内商品を「全て」掲示しているか

 

 取り扱う商品数が多過ぎて、バックヤードに商品が隠れているお店がよくあります。店での陳列スペースには限りがあるため、全商品を展示するのはあまり現実的ではない店もあるでしょう。

 また、オードブルのような大型商品は、一度作ってしまうと売れなければ全て廃棄となります。行事以外では頼む人も少ないため、頼まれれば作るのでしょうが、普段は特に案内していないというお店も多いように感じます。

 しかし、掲示していない商品ならばなおさら、店内ポスターやチラシ、ホームページ、SNS、あるいは直接の声掛けや接客でなど、どこかでお客さまにお伝えするべきだと思うのです。

商品は見せなければ無いのと同じ

 

「〇人分の料理が欲しい」「店内にはない他の商品も見たい」と事情を伝えられれば、対応できるお店は多いと思います。実際に、旅行や出張でシーズンオフの衣料がすぐに欲しいといったニーズもよくあります。

 しかし、大人数向けの料理が用意できることや店頭に出していない商品があることは「お店側しか知らない」事実です。お客さまが買物をしようと考えるとき、「あの店にこんなのがあったな」と思い出して候補に挙げてもらえなければ、売上げや来店機会を逃してしまいます。

 サイズや色違い、プレゼントラッピングに関しても同様です。お客さま側に伝わっていなければ、商品やサービスは無いものとみなされてしまいます。普段の商品と違い、問い合わせ機会が少ないものは従業員も存在を忘れがち。自店が持っている商品やできるサービスを全て伝え切れているか、意識しておくべきです。

 大型商品や季節商品は、通常の商品と比べると頼むお客さまは多くないでしょう。だからこそ、商品があるという告知だけは行っておいてほしいと思います。紹介しておけばその時は選んでもらえなくても、別の機会に思い出して選んでもらえる可能性が高くなるのですから。