ワークマンは9月5日、2019年秋冬の新製品発表会と「ワークマン 過酷ファッションショー」を行った。これはららぽーと立川立飛のWORKMAN plus1号店の出店から1年を記念して開催されたもの。

「過酷ファッションショー」という名前の通り、会場に雨や強風、そして雪といった過酷な天候を人工的に発生させて、その中をモデルが歩き、ワークマンの品質、機能、低価格をアピールするのだという。

今期中にWORKMAN Plusを167店舗に! 今後の展望は?

 オープニングアクトはモデルによるウォーキングから始まった。19年の秋冬モデルのお披露目。今回のショーもワークマンが掲げる「機能と価格に新基準」を表現するもので、求めやすい価格でありながら、はっ水、防水、防風、防雪、防滑などの機能を付与した製品を紹介していく。

(株)ワークマン 専務取締役 土屋哲雄氏

 開会のあいさつの後に、ワークマンの土屋哲雄専務がステージに立ち、WORKMAN Plusの商品が支持されている要因を3つ挙げた。

①商品の98%以上が定価販売

②プロ客と一般客向けの共通製品が大半

③製品原価率が平均64%と圧倒的なコストパフォーマンス

 ちなみに、このWORKMAN Plus、今期中に167店舗まで増やす予定で、4つのコンセプトを持って出店・改装の計画を立てている。

1:大型SC出店(2020年3月期 8店舗出店計画):広告塔としての役割を担いながら影響力の高いSCへ出店。

2:ロードサイド出店(2020年3月期 42店舗出店計画):人口の多い地域への出店でドミナント強化。

3:全面改装(2020年3月期 27店舗出店計画):既存店舗の外観、内装什器を全面改装してWORKMAN Plusへ転換。新規出店に合わせて近隣ワークマン店舗の改装転換をし、地域単位で訴求。

4:売場分離改装(2020年3月期 90店舗出店計画):入口ゴンドラや壁面サインをWORKMAN Plus仕様へ変更してイメージを刷新。

 これにより2020年3月期にはワークマンの全店舗数が872店舗体制となる予定。『高機能×低価格のサプライズをすべての人へ』をテーマに、高機能なのに低価格を実現してきたワークマンは今後さらにアウトドアや普段着として一般の人に定着していくのか注目だ。

 さて、土屋専務のあいさつの後に始まったのは「普通(ノーマル)」のファッションショー。どこが過酷なのかと思ってしまったが、これは序章に過ぎなかった……。

(株)ワークマン 商品部 部長 大内康二氏

 ノーマルファッションショー後に、商品部長の大内康二氏による新製品の性能紹介。

レディースダブルボア フーディ
高い防水性のAIGESシリーズ

 防風シートを付けることにより、ニット素材なのに衣服内に風を通さないレディースダブルボアフーディや、ワークマンで長く開発されてきた高い防水機能を誇るAIGESシリーズでは、釣りやバイクでの使用を想定したものを開発した。

はっ水実験で水をかける
水をかけても、はらうだけで水分が飛ぶ

 そして、ワークマンで一番注力しているはっ水機能。防水機能は水の侵入を防ぐものだが、はっすい水機能は生地の表面をコーティングすることで水をはじくもの。ちょっとした雨や水仕事、水汚れを防ぐのにも役立つ。

「過酷ファッションショー」はやっぱり過酷だった

 秋冬の新製品の説明がひと段落した後に始まったのが「過酷ファッションショー」だった。

 

 急にライトの色が変わり、雨が降り出して会場が暗い雰囲気に包まれた。

 

 霧雨の向こうからモデルがなぜかうんていを使い、メインステージに来ている⁉ 演出の斬新さに言葉を失ってしまった。

 

 うんていを渡り切った後なのに、そんなことを微塵も感じさせない冷静なすまし顔。

 男性モデルの次に女性モデルが現れた。このモデルさんもうんていを渡るのかと思いきや、横のランウェイを何事もなかったかのように颯爽と歩いて登場。背景の霧雨が神々しく映る。

 

 何と次のモデルの方は、自転車に乗って登場。そのまま駆け抜けると思いきや……。

 

 やっぱり自転車をうんていの横に置いた!! 異常なまでにうんていにこだわる男性モデルたち。

 

 自転車で楽をして通るのではなく、うんてい渡りという困難に立ち向かう。

 

 渡り切った後の顔はやはりカッコいい。

 

 帰りは乗らずに担ぐ。これぞ男。

 

 雨が激しさを増してきた。

 土砂降りの雨でも、うんていを渡るしかない……。

 

 しかし、ここでアクシデント発生! あまりの雨の強さから手を滑らせてうんていから落ちてしまった。

 しかし、ピンチをチャンスに。濡れた地面に落ちても、抜群のはっ水性があるので大丈夫。そして、こんな大雨でも防水なので平気。

 

 そして、雪。こんなときもやはりうんてい渡りは欠かせない。渡り切った後は皆、清々しい顔をしていた。これで「過酷ファッションショー」のメインイベントは終了。

 雨、暴風雨、雪、うんてい、といった過酷な環境でもワークマンの製品は活躍できることを証明した、ワークマン初のファッションショーは大盛況に終わった。

 

 最後に土屋専務がステージに再登場。全売上げの50%を占めるPB製品は2%の消費増税分の価格を据え置くと発表。実質2%の値下げ分は売上げで吸収し、ベンダーからの仕入れ製品は2%の消費税分の価格改定を行う。

機能性だけではない! デザインにも注目

 今回、過酷ファッションショーの会場横には秋冬の新製品ブースもあったので、見学した。もともとワークマンは現場のプロをメインユーザーにしていることもあり、防風、防水、はっ水などの多様な機能と高い品質を持つ商品を低価格で提供してきた。

 それは、お客さまが来店した時に「値札を見ないで安心して買えるようにしたい」という考えが根底にあるからだ。展示された新商品を見ても、フルコーディネートで1万円以下と、安心して買える価格を実現していた。

雨に強く、バイクやウィンタースポーツでも活躍する 3in1 防水防寒ジャケット 4900円(税込み)
 
耐水性が高い イージスPRO防水防寒コート 5800円(税込み)
しっかりと水をはじいているのが分かる

 今回の秋冬のアイテムは女性用にも力を入れており、機能性はもちろんのこと、デザイン性が高いものが目立つ。アウトドアだけでなく普段着としてもおしゃれに着る「ワークマン女子」が増えるのではないかと思っている。

表地と裏地の間に防風ラミネート加工がされている レディースダブルボア フ―ディー 1900円(税込み)