ニュージーランド代表のオールブラックスが試合前に行う儀式ハカは見どころの1つ。〔提供〕ニュージーランド政府観光局

 まだまだ先だと思っていたラグビーワールドカップ(RWC)が、いよいよ9月20日に開幕する。「初戦は、日本VSロシア」ってことさえ知らないあなた! お金も時間もかけずに「まだ間に合う5つの簡単対策」にチャレンジしよう。今回これで乗り切れば、東京2020オリンピック・パラリンピック対策にも光が見えるはず!

【対策1】 試合スケジュールを押さえる

ラグビーワールドカップ2019年の試合スケジュール(ラグビーワールドカップ日本大会2019公式サイトより)。

 一番分かりやすくてカッコいいスケジュール表はオフィシャルサイトで入手できる。

 会場別、日別、チーム別など、いろいろなパターンのスケジュール表が公開されているので、近くの会場のスケジュールを押さえることはもちろん、ひいきのチームを決めて、そのチームの勝敗を追い掛けるのもアリだ。

 スケジュールを押さえて出勤シフトを調整し、販促イベントに反映させるのはもちろん、店頭に張り出したスケジュール表に勝敗や、スコアを記入して、ゲストを盛り上げつつ、自分たちの興味・関心も高めよう。

【対策2】店頭でお祭り感を演出する

店頭で出場国の国旗を飾るなど、お祭り感を演出。

 ラグビーワールドカップは「4年に一度じゃない。一生に一度」の祭りだ。踊るアホにならなきゃ損。

 オフィシャルスポンサーでなければ、ロゴは出せない、なんて遠慮している場合ではない。オフィシャルグッズを買うのは自由だ。Tシャツやレプリカジャージを着たら、がぜん、参加意識が高まる。レジや入り口などにオフィシャルマスコット「Ren-G(レンジ―)」のぬいぐるみを飾ったら結構目立つ。出場国の国旗を飾り、勝利したチームの国旗を大きくしたり、入り口に祝勝メッセージとともに掲げたりすれば、グッとお祭り感がアップすることは間違いない。オフィシャルグッズサイトでは売り切れの商品も出始めている。急げ!

【対策3】ウエルカム感を出す

申請すれば無料で利用できる訪日シンボルマーク。ロゴ申請はこちらから

 訪日ゲスト歓迎の店かどうかは、店の入り口を見れば一目瞭然だ。使えるカードのロゴや、免税店マーク、「English Menu available」と出てればオッケーだ。

 小売業向けのピクトグラムはオリパラに向けて標準化され、無料で誰でも利用可能(もちろん、RWC向けでも利用できる)。街でよく見掛ける政府の訪日シンボルマークも一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会のサイト「多言語店頭表示について」から利用申請できるが、これまた無料だ。サイトからダウンロードして、シール印刷し、店の入り口や、レジ周りに貼り出すだけで対策完了。ツールをダウンロードできる、この「小売業の多言語対応」のサイトでは、増税対応の翻訳語も公開中だ。

【対策4】朝から営業、飲み放題を見直し

ビールが大好きなラグビーファン。ビールの品切れには注意。

 出場国は、ビール消費大国ばかりというのはご存じかもしれないが、そのレベルは桁違い。事業者にとって時間無制限の飲み放題は自殺行為だ。消費量は日本人の倍なんてもんじゃない。それを前提に時間制限や価格設定見直しが必須だ。

 飲み放題をやめて、ビールで稼ぐことを検討してもよいかもしれない。仕入れ元の酒販店には、ビール追加注文可否の事前確認もしておいた方がよいだろう。

 驚くことに、ラグビーファンはゲームの日は朝から皆、ビールをがぶ飲みしてから会場に向かう。会場でも飲んで、ゲームが終わっても朝まで飲む。ビールはチャンスにもなり、リスクにもなる。

【対策5】楽しませ、写真を撮りまくる

 RWC、オリパラで来日するゲストの多くが初来日だ。これまでの「日本大好き」なアジア系ゲストと違い、「地震や放射能が心配。いろいろ不安」とネガティブイメージを持つゲストも多い。彼らが良いイメージを発信してくれるかどうかが、来月以降の客数にダイレクトに響いてくる。

 今回、欧米豪から来日するゲストは20万人とも30万人ともいわれ、平均滞在日数が20日を超える。ゲームの無い日(滞在の過半数)は観光し、ショッピングや食事を楽しみ、日本中を楽しむ。

 彼らが来店したら、とにかく楽しませ、写真を撮ってあげる。しかもゲストのスマホで。これがGoogle Mapsやトリップアドバイザー、SNSでの口コミ、シェアに直結する。「ラグビー観戦で初めて行った日本。最高だった!」とあなたの店の写真とともにシェアされれば大成功だ。