知っておきたい「7つの基本配色」

「隣接色相配色」で自然な印象を与える

 色相環上で隣の色との組み合わせを「隣接色相配色」といいます。お隣の色のために、自然な印象を与える配色になります。

図② 隣接色相配色

 ただ、一部見分けにくい色の配色もあるので、工夫や配慮が必要になります。

統一感を出す「同一色相配色」

 色相環上で同じ位置にある色の組み合わせの。同じ色でまとめることで、色そのものが持つイメージを前面に押し出せます。

 服装などで統一感を出す配色の基本技法として人気で、シンプルで上品な組み合わせの配色の代表になります。これは「支配的な」「優勢な」の意味の「ドミナント配色」とも呼ばれます。

 では、緑と青を例にご覧ください。

図③ 同一色相配色 緑
図④ 同一色相配色 青

 ポイントは「同じ色相か近い色相を選択して彩度や明度の異なるトーンを組み合わせること」。それで統一感を与えます。トーンの差が少ないと見分けにくいのでトーンに差を付けましょう。

美術や装飾に使われている「補色色相配色」

 色相環上で対向する色(180度の関係)同士を組み合わせた2色の配色です(「ダイアード配色」とも呼ばれます)。理想的な配色として美術や装飾に使われています。シンプル、大胆、強い印象を与える配色ですが、使用する色相環により、組み合わせは多少異なります(一部見分けにくい色の配色もあるので、工夫や配慮が必要になります)。

まとまった印象の「スプリット・コンプリメンタリー配色」

 色相環上で補色の両隣と組み合わせた配色です。後に紹介する「トライアド配色(3色配色)」よりも、まとまった印象になります。補色色相配色で見分けにくい配色になる際の回避策の一つです。

企業のロゴマークにも使われる「対照色相配色」

 色相環上で120度から165度の隔たりにある色を組み合わせた配色です。この配色は変化に富みながら、調和のある印象を与えます。企業のロゴマークや看板、サインにもよく使われる配色で、代表例はスウェーデン発のIKEA(イケア)。ロゴ(黄色)と外壁(青色)は、対照色相配色になっています。こちらも補色配色で見分けにくい配色の回避策の一つです。

 では、黄色、青色、赤色を例に、補色色相配色とスプリット・コンプリメンタリー配色、対照色相配色をまとめてご覧ください。

 
図⑤ 補色+SC+対照色相配色 黄

 

図⑥ 補色+SC+対照色相配色 青

 

図⑦ 補色+SC+対照色相配色 赤

完璧な調和を表す「トライアド配色(3色配色)」

 トライアド(triad=3つ1組)という名の通り、3色配色のことです。色相環を均等に3つに分割すると正三角形ができる位置にある3色から構成します。完璧な調和を表す配色といわれ、ヨハネス・イッテン氏の作った色相環以外にも適用されています。

図⑧ トライアド配色

 この3色に白または黒を足して4色にすることもできます。白・黒・グレーの無彩色はいろいろな色と調和してくれます。

カラフルで変化に富んだ「テトラード配色(4色配色)」

 テトラード(tetrad=4つ1組)という名の通り、色相環を均等に4分割する位置にある4色から構成される4色配色をいいます。補色2対の組み合わせで、カラフルで変化に富んだ印象を与えます。ヨハネス・イッテン氏の作った色相環以外にも適用されています。

図⑨ テトラード配色

 他には5色の「ペンタード配色」や6色の「へクサード配色」などがありますが、4色までの配色を知っておけば、十分、日常のカラーマネジメントに活用できます。

 続いて、見分けにくい配色をどうすれば、見分けやすくできるのかご紹介いたします。