閉鎖的な店は敷居が高い!

 ある会計事務所の方が黒板POPセミナーに来てくださいました。

「事務所に入りにくいとよく言われるので黒板POPを置きたい」

とのことでした。飲食店の店頭にある黒板POPが自分の会社にあったらいいなと思われたのだと思います。

 会計事務所に黒板POP、いいアイデアです。

 

 入店しにくい、敷居が高い店とは閉鎖的な店です。

 中の様子が分からない場所に入るのは危険が伴うため、身構えるというのは太古から生物的な本能です。

 現代の日本の店舗に入った瞬間に襲われたり、ワナにはまったりするということはないのですが、オープンな店舗に比べて本能的に緊張します。

 

 慣れた行きつけの店であっても、中が見えないラウンジに入るときは緊張し、一呼吸おきます。

 

 大勢のお客さまに来店してもらいたいカフェをはじめ、比較的低価格な飲食店では、店頭をガラス張りにし、店内をできるだけオープンに見せ、敷居を低くします。

 店頭の演出を開放的にすることで、店内の作りや雰囲気、人がどれくらいいるかなど店内の様子と、取扱商品を知らせることができます。この2つが自分に合うかどうかの空気を感じ取り、入店する店かどうか判断します。

黒板POPが敷居を低くする

 高額商品・サービスを扱う店舗は、店内に落ち着いた空間を作るため、閉鎖的にすることがあります。お客さまを選ぶという側面もあります。

 しかし、一度入店したら、「買うまで帰りにくいんじゃないか……」という気持ちになるお客さまも多いものです。実際には自分が帰りづらいだけですが……。

 気軽にたくさんの人に入ってきてもらいたいのに、店がガラスの自動ドアでなく重厚なドアだったり、窓が小さく店内の様子や商品が見えなかったりなどの閉鎖的な店は店頭に力を入れるべきです。

 特にサービス業は商品そのものが見えないものです。だから、多くの美容室はガラス張りにし、店内の作りや人の様子を見せています。

 もし店内が見えないタイプの店だったり、お客さまに「入りにくい」と言われたりするなら、物販以上に文章や写真を活用したPOPで「何を提供できるか」を知らせる必要があります。

 看板にサービスメニューの記載もよいですが、看板だと書き直しが気軽にできず費用もかかるので、リーズナブルに作れるPOPを使った方が便利です。

 特に黒板POPは気軽に店の人が書いたり消したりしていると捉えられているため、親近感があります。

 黒板POPがあれば、取扱商品・サービスを知ることができるとともに、手書きPOPならではの店の人の温もりを感じ、店の雰囲気を感じることができ、店の敷居がぐっと低くなるのです。