レジ無しコンビニとして、消費者に衝撃を与えたAmazon Goがシアトルの新本社内に実験店舗をオープンしてから 2年7カ月。

 お膝元のシアトル 4店舗、ニューヨーク 2店舗、シカゴ 4店舗、サンフランシスコ3店舗と全米で13店舗を展開し、都市部を中心に店舗網を徐々にではあるが広げている。

 今回、筆者が視察したサンフランシスコでは3店舗が全て街中のオフィス街にある。地下鉄の駅近くの"575 Market Street店 "に土曜日の午後に行ってみた。

 

新商品が増え、タイムセールも行われる

 オフィス街にあることもあり、滞店した土曜の夕方前の1時間は、入り口のイートインスペースにいるお客を含めて僕らを除くと常に1組ぐらいのお客の入りだった。

 

 この店舗は24時間営業ではなく、営業時間は平日は7時から21時、土曜日は9時から19時の時短営業。日曜日は休みとなっている。

 他の地域にあるAmazon Goも土日は時短営業もしくは休日となっていて、収益モデルを模索しているのが見て取れる。

 サンフランシスコのデザイン会社btraxでマーケティングを担当している勝間田靖子さんに話を聞くと、「通勤途中に立ち寄り、お昼ご飯や夜ご飯を買うことが多い。最近では新商品が発売されたり、16時以降のタイムセールがあったり、日本のコンビニ近くなってきていている感覚。Amazon Goはそれにレジなしという便利さが加わっている」とのこと。

 Amazon Goの商品は1、2人向けのサラダやサンドイッチなども多い。アメリカのスーパーマーケットがファミリー向け中心の品揃えが多いのに対し、Amazon Goは単身や共働きのビジネスパーソンの中食需要がありそうだ。

 筆者が訪問した感覚でもショッピングを楽しむ場所というよりも、忙しいビジネスパーソンが短時間で便利に買物をすることができる店という印象だ。

 入店時にアプリをかざすだけで、店内のカメラで購買シーンを確認、そのまま商品を持って出てくるだけで買物できるという近未来的と思われた購買行動はビジネスパーソンなどのロイヤルユーザーにとって日常的なショッピングとして確実になってきている。