東京都昭島市の「サイクルセンター吉岡」(国営昭和記念公園のそば)はスポーツバイクを扱う専門店。外階段を上がった2階の店内には2匹のかわいい猫たちが看板猫として過ごしています。

コロン(メス7歳)
バル(オス1歳)

 チンチラゴールデンの「コロン」(メス・7歳)とペルシャの黒猫「バル」(オス1歳)はさぞや仲良しと思ったら、2匹は微妙な距離感を保っています。床に置いたカメラバックに興味を持った2匹はさっそく臭いをチェック。でもうっかり近づき過ぎてしまい、コロンがバルを威嚇します。

 

 カメラバックの臭いチェックをする2匹。

 

 しょんぼりした顔ながら威嚇するコロン(右)。

 長い毛をばっさりカットした(サマーカット)の影響で弱々しく見えるコロンですが、もともと気の優しいタイプ。しかしバルが来てからはすっかり強い性格になったそうです。約1年前、生後3カ月で店に来たバルは当時、子猫らしく元気いっぱい。

 おとなしいコロンは、そんなバルに戸惑って押され気味。しかし、ぼやぼやしていたら食いしん坊のバルに自分のごはんまでも食べ尽くされてしまいます。そうはさせまいと立ち向かううちにたくましくなっていきました。

 

 おやつをバルに横取りされまいと、すごい形相になるコロン。

 

 食いしん坊のバルはコロンの分まで食べようとします。

 2匹は大人になってから少し人見知りになったけれど、鼻先と尻尾以外なら触られるのはOK。元気よく走り回りはしないけど、店内をあちこち移動しています。まだ、一緒にくっついて寝ることはありませんが、徐々に2匹の距離は縮まっています。

 

 タイヤの影とコロンに近寄るバルの姿。

 

 店内の自転車の間を縫って歩きまわるバル。

 8月で2歳になるバルは食いしん坊ですが、オスの割には小さい方。父はキジ柄、母はシールポイントなのに全身黒猫で生まれてきた不思議な子のバル。コロンのようにサマーカットしても2カ月も経つとすぐフサフサな毛に戻ってしまうくらい、とにかく毛量が多くフロントライン(ノミ取り塗り薬)をするときも地肌を探すのが大変だそうです。

 

 おっさん座りをするとぬいぐるみみたいなバル。

 

 尾先がカット前の状態。本来はもっとフサフサです。

 本来、コロンもフサフサの長毛タイプ。おとなしいのでお気に入りのカウンターや後ろの棚でじっと動かないでいたら、ぬいぐるみと勘違いされることもあるそう。店に来るお客さんも猫好きが多く、おだやかな性格の2匹に相手をしてもらって大喜び。中には猫を触わるのが初めてのお客さんもいたりと、猫と触れ合うことを楽しみにお店を訪れるそうです。

 

 カウンターや背後の棚がコロンのお気に入りの場所。

 

 現在はもうちょっと被毛が伸びています。

 副店長の吉岡しのぶさんは年1回のペースでレースに参加したり、週2回ほど遠出するときは120キロメートル、普段も50~60キロメートルの距離を疾走する筋金入りのサイクリストです。お店は10年前に昭島市よりから現在の場所へ移転。ここ吉岡サイクルセンターは創業90年の歴史のあるお店です。

 しのぶさんのご主人である現店長が三代目で、祖父、父親の順で店を引き継いでいます。自転車も創業当時はシンプルなものでしたが、現在はさまざまなスポーツタイプの自転車を扱っています。ロードバイクが中心ですが、マウンテンバイクや人気のクロスバイクも。お店主催のツーリング(イベント)などをきっかけに、メンテナンスや情報交換などお客さんとの交流も続いています。もちろん、スポーツ自転車に限らず、ご近所のママチャリのパンク修理も1階のメンテナンスのスペースで行っています。

 

 副店長の吉岡しのぶさんとコロン。

 

 お出かけ用バッグに入ったコロン。

 

 売上げの一部が保護猫の活動資金になる「ザビエル首輪」をつけた2匹。かぶり物や首輪が苦手なバルも大丈夫だそうです(写真提供/サイクルセンター吉岡)。

 

 この階段を上がった2階に店舗入り口があります。

  • サイクルセンター吉岡
  • 住所/東京都昭島市中神町116-7
  • TEL/042-541-5056
  • 営業時間/11:00~20:00
  • 定休日/毎週水曜日、第1.3木曜日
  • 駐車場/2台分有
  • http://www.cc-yoshioka.com/cgi-bin/index.cgi