〈4位〉*しまむら(既存店)売上高 97.9%、客数 95.2%、客単価 103.6%

【主要施策】設立66周年しまむら祭(660円、1600円コーデ)/ありがとうを父の日に贈ろう(父の日特集)

【話題の取り組み】ベビー&キッズサマーコレクション先取りサマーセール(300/500/700/900円)

【注目アイテム】〔レディス〕Tシャツ付きスカーフ柄キャミワンピ(税込1900円)/〔レディス〕ブロードストライプマキシスカート(税込1900円)/〔メンズ〕ビバリーヒルズポロクラブ5点セット(税込3000円)

 プライベートブランド「CLOSSHI」のシャツやティーンズのワンピースなど婦人の夏物商品が好調も、販促を強化した父の日企画や子供のスイムグッズの販売が伸び悩み、売上げは前年実績を下回った。今期の統一テーマを「既存店業績の改善」としてしまむらブランドの回復として掲げているものの、既存店売上高の前年割れは14カ月連続と厳しい現状が続いている。昨年出店して話題となったZOZOTOWNも6月20日をもって退店。平均出荷額8728円のZOZOTOWNに対し、同社の客単価は2553円と利用客層との相乗効果が築けなかったのかもしれない。

〈5位〉アダストリア既存店)売上高 95.3%、客数 88.4%、客単価 107.8%

 

【主要施策】DAD’S DAY~おとうさんに、にあうもの~ (グローバルワーク)

【話題の取り組み】TSUTAYAコラボレーション企画(ニコアンド)、SKIRT&ONEPIECE FOR SUMMER(ローリーズファーム)

【注目アイテム】〔レディス〕無地チュール切替スカラレースフレアワンピース(税込12960円)/〔レディス〕シルケット袖コンシャスプルオーバー(税込294830%OFF)/ 〔メンズ〕クリーンアンクルチノパンツ(税込48608%OFF

 6月は前期に在庫消化のための値引き販売を先行して行った反動に加え、一部商業施設のセール日程が後ろ倒しとなった影響もあって客数が減少したが、当期は値引き販売の抑制をして客単価は大きく改善。早い店舗では6月14日からセールを開始したが、値引き率を商品ごとに細かく変えた対応が表れたようだ。

 ブランド別ではローリーズファーム、ジーナシス、ページボーイ、ニコアンド等が堅調に推移。アイテム別ではワンピース、スカート、Tシャツ類、サンダル等が売上げの中心だった。

〈6位〉*ライトオン既存店)売上高 95.2%客数 91.3%客単価 104.3%

 

【主要施策】セレクトアイテム期間限定10%OFF/メンバーズポイント3倍キャンペーン/AWAに公式アカウント登場!

【話題の取り組み】チャンピオン商品7560円以上買上げでオリジナルマグカッププレゼント/『mini6月号掲載高橋愛が着こなす最旬アメカジスタイル

【注目アイテム】〔ユニセックス〕Champion USAコットン無地ポケット付Tシャツ(税抜2990円)/〔レディス〕ChampionバックプリントビッグTシャツ(税抜5490円)/〔ユニセックス〕Lee デニムポケット付Tシャツ(税抜3990円)

 月度全体として気温の寒暖差が大きく、夏物商品の販売は苦戦も、メンズではアロハを始めとした半袖シャツ、リネン素材のイージーパンツに動きがあり、ウィメンズでは撥水加工を施したホワイトボトムスの販売が堅調だった。

 第3四半期の売上高は571億9百万円で営業損失が483百万円、経常損失436百万円。販売不振品の値下げ実施により、売上高総利益率が悪化。閉店を決定した店舗および収益性の低下が見られた店舗について減損損失377百万円を計上、第3四半期累計期間の減損損失は1624百万円となる見込みだ。

〈6月のまとめ〉10年前のお客と今のお客では生活背景が違う

 ユニクロは、誕生感謝祭4日間のうち、3日間は6月の売上げだったことを考えると、今月の売上高大幅アップはうなずける(前年同月の既存店売上高がマイナス4ポイントだったことも影響している)。今月も既存店売上高が苦戦した企業に共通していたのは「客数減が響いているところ」。先月も客数減が招く「客離れ」について説明したが、何とか挽回策を講じなければならない。

 もう核家族の時代は終わりを告げ、高齢化・晩婚・少子化で単身あるいは2人以下の世帯が増えている。男女の役割も大きく変わってきており、もはや当たり前のように外に働きに出掛ける女性が増え、育児や台所シゴトも含め、パートナーは積極的に関わらなければならないように(『イーブン夫婦』という言葉も生まれている)。

 そう考えると、10年前に来店してくれていたお客さまの姿と、現在、来店してくれているお客さまの姿は大きく違っていて当然。一時的な「客離れ」は別として、客数減が常態化してしまっている企業は、もう一度自店に来店してくれているお客の生活背景を見つめ直す必要がある。