国産ケール生産量は「4年で16倍!」供給が追い付かず

 ケールが売れています。

 年間約500㎏を生産する主要な生産地、千葉県佐倉市にある「在来農場」では2013年から2017年の4年で生産量が16倍に伸長。現在の農場だけでは供給が追い付かず、拡大予定とのこと。

 ファミリーレストラン大手のロイヤルホストでも「ケールサラダ」、ファストフードのフレッシュネスバーガーでは「ケール&ココナッツスープ」、人気のハワイアンサラダ専門店のアロハサラダでもケールは人気。大手総合スーパーのイオンにもソフトケールを中心に常備取り扱いをする店舗があるなど、確実に私たちの食生活に浸透してきました。

 そういえば、この前、ヘルスコンシャスなロサンゼルス(アメリカ)に外食レストランを展開する経営幹部から「サラダにケールがないと始まらない」という話を聞きました。この野菜、遅ればせながら日本でも人気が加速した感がありますね。

 

日本のブームは必然。さらに加速が予想される4つの理由

1.「肉食」に合う!

 特に肉、魚、卵、乳などの脂っぽい料理との相性が抜群。クレソンやシソのように、ほのかな苦味が肉の脂をさっぱりさせます。脂と食べることでケールの抗酸化ビタミンの吸収率がアップするという、相思相愛の関係でもあります。

 チキンやビーフ、ビーンズが乗ったパワーサラダにも欠かせないケール。「タンパク質ブーム」の日本での需要は増える一方でしょう。

2.「ブロッコリー」に飽き足らなくなった人がハマる!

 筋トレブームの必須野菜「ブロッコリー」。今や男性がよく食べる野菜の上位になっています。ケールはこのブロッコリーの母(先祖がケールなんです!)。美しい筋肉を作るビタミンやクロロフィルなどの栄養価もブロッコリーの数倍です。ブロッコリーに飽き足らなくなった人、多いはず。そんな筋トレピープルにはたまらない野菜でしょう。

3.「野菜スムージー」に向いている!

 

 ジュース・青汁・野菜ジュースを含めた「グリーンチャージ市場」は、2012年の約730億円から2016年には900億円に迫る成長を見せています(出典:HBフーズマーケティング便覧)。

 ケールは生食が可能。ジュースやスムージーにマッチした野菜です。おなじみの青汁はケールを乾燥させた粉末。美容意識の高い一部の若い女性だけでなく、健康意識の高まりと、現代の多忙なライフスタイルにマッチした手軽さで、男性やシニアまで幅広い世代で支持が広がっています。繊維の多い生野菜の咀嚼嚥下が困難になる人が増える高齢化社会における重要な栄養と水分摂取を担うカテゴリーになるでしょう。

4.セレブ溺愛の「ひとクセ野菜」!

 日本でも一躍、パクチーがブームとなりました。ケールも独特の香りがクセになる「魔性の野菜」。あのビヨンセやリアーナが「KALE」と書いたスウェットを着た写真をインスタにアップしてしまうくらいの「グリーン・オブ・クイーン」。しかも若さと美しさに強いパワーを持つとしたら……、溺愛してしまうのも無理はありません。ケールは新しいもの、トレンドに敏感な若い世代にも受け入れられるポテンシャルを感じます。鮮やかなグリーンは「映え」もOK!パクチー、アボカドなどと同じように、「ケールラバー」の出現も時間の問題かもしません。