内閣府男女共同参画局の「共働き等世帯数の推移」によれば、2017(平成29)年時点で専業主婦世帯は641万世帯、共働き世帯はその約2倍の1188万世帯と発表されています。数値は1980(昭和55)年時点とほぼ逆転、女性の社会進出や雇用形態の変化、少子高齢化など複合的な要因で、共働き世帯の割合は年々増加しています。

 

 この連載では実際に共働きしている家族を料理・買物・生活という切り口で取り上げ、どんな日常を送っているのかショートエピソード形式で毎週お届けします。

第39話 プログラマーの夫・Edwinの目線

>第38話 通勤時間が片道1時間半の妻・早苗の目線

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 僕は毎朝4時に起きている。起床後はまず夜の間に回していた乾燥機から洗濯物を取り込んで畳み、炊飯器をセットして、前日に洗って自然乾燥させていた食器を食器棚にしまう。

 自分に割り当てられた分の家事を30分ほどで済ませたら、1時間くらい自宅の外に出てランニングや筋トレ。身支度をして、6時には家を出る。

 仕事はプログラマー、勤務時間はだいたい固定で7時~16時30分だ。会社がフレックスタイム制を実施しているので、コアタイムさえいれば問題ない。早めに出勤すれば、早めに帰れるのでそうしている。

 そこから保育園のお迎えに行けば、18時過ぎには家に着ける計算だ。

 帰宅後は子供をお風呂に入れて、妻が作ってくれた晩御飯を食べたら食器を洗い、子供たちが眠る21時まで一緒に遊ぶ。

 ただ、会社でフレックスタイム制を利用できているのは僕が所属する開発部のみ。営業部はお客さま対応があるため、利用できていないのが現状だ。

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 自分の出身国で子育てした経験がないので比べられないが、日本の保育園システムは「入れれば」本当にありがたい仕組みだと思う。

 わが家は今、保育園激戦区ながら兄弟そろって第1希望園に入れられたことで、園庭も広く、良い保育士にも恵まれたところに、毎日心配なく子供を預けられている。

 保育園によっては園庭がない所もあるし、兄弟で別の保育園になればお迎え時間も倍以上かかる。園によってルールや持ち物、預かり時間は全く異なるので、スケジュール管理だけでもより大変になっただろう。

 また都心の激戦区だと、保育園に対して不便や不満を感じても転園することは難しい。そもそもの受け入れ枠が常に埋まっており、ギリギリの状態だからだ。

 もし今の保育園に兄弟の入園が決まっていなければ、間違いなく生活に大きく影響を与えていたと思う。

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 恥ずかしい話だが、今のようなライフスタイルになったのは、育児休業中の妻から「もっと手伝ってほしい」と怒られたのがきっかけだ。

 それまでは家庭にいる時間の長い妻に、家事も育児も負荷が掛かっていた。僕自身も、家に常に安心して任せられる妻がいてくれることで、今ほど家庭を気に掛けていなかったというのが本音だ。

 弟が産まれたことで、より家事育児に人手が必要になったことも大きかった。

 弟の保育園入園が決まってからは、妻の職場復帰する日に向けて少しずつ習慣を変えて、今の家事分担に至った。

 自分たちのその時々の生活にふさわしいスタイルを試行錯誤しながら見つけるのが、一番大事だと思う。

>第38話 通勤時間が片道1時間半の妻・早苗の目線

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>第40話 地元在住の妻・利枝の目線

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 また、併せて共働き生活に役立つ商品・サービスを取り扱っている企業も募集しています。

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