最近、「これ行ってみたいな~」と、気になっていたイベントがありました。開催日まで1カ月ほど時間があったため、「直前になってから申し込んでも間に合うだろう」と気には掛けつつ、すっかり忘れていました。また屋外のイベントだったこともあり「天気予報を参考にして、一番天気のいい日に申し込もう」とも思っていました。

 ところが1週間前になってチェックしてみると、予約はほぼ満席でキャンセル待ち状態。やむなく、キャンセル待ちのリクエストを出したものの、今も参加できるかどうかすら怪しい状態です。イベントに気付いた1カ月前なら確実に申し込めていたであろうと思うとますます行きたくなり、自分の後回しにした判断を残念に思いました。

 行動の早い人は、迷う時間が少ないといわれます。迷っているくらいなら何らかの行動に移す、もし状況が分からなければいつまでに返事をするか決めるなど、できるだけ物事を前に進めようとします。「後でやろうか、どうしようか」と迷っている時間は、決めるまでずっと何も進まないからです。

 もし、今すぐやれることがあるなら、その場でやってしまうのが良いのだと痛感しました。

気に掛けるコストは高い

だらだらスマホ時間、良いのはその一瞬だけなんてことも……

 先延ばしにして放置しているコストは、その一瞬の楽よりも意外と高くつきます。私のように最悪行けなくなることもあれば、申し込むサイトや手順、パスワードを忘れて再発行手続きをするなど前段階で余計な時間が掛かり、急な用事が入ってきて気が付いたら申し込みの締切を過ぎてしまうこともあります。

 他人が関わることなら、「なぜ締切まで余裕があったのに、時間のある時にやらなかったの?」とあきれられる可能性もあります。

 これはイベントだけではなく、仕事や買物など全般的にいえると思います。「他をもっと見てから……」「まあ、まだいいか……」と思っていると、いざ必要な時には時間がなくなって焦るものです。仕事なら忙しいときに限って緊急案件がいくつも重なりがちですし、買物では散々価格や使い勝手を調べても、いざ決断したら既に完売ということも起こり得ます。

 私の例でいえば、もし思い立ったその日にイベントを申し込んでいたら、願望は予定になり、今のように行けるかどうかをハラハラすることもなく、1カ月間、その日を楽しみに待つ時間を過ごしていたでしょう。そう思うと、自分のミスが反芻されるのも、自業自得とはいえ地味にしんどいです。

まずは始めるきっかけづくりから

きっかけさえつくれれば、物事は動き出す

 すぐに決める、やると行動を変えることは難しいですが、工夫することはできます。例えばタスクをリストアップする、決断に締切を設けるなど、見える化して取り掛かるきっかけをつくることも効果的です。私の場合ならイベントに気付いた時点でサイトをブックマークして、予約状況を調べておくこともできました。

 他にも、まずは小さなことから始めることもできます。複数やるべきことがあったら逆算して締切が一番早いものから手を付けていく、メール返信や調べものなどすぐに終わることからやる、楽しそうなことから始めるなど、個人にとって取り組みやすい方法を見つけるのです。

 不思議なもので、どれだけ最初は面倒くさいと思っていたことでも、いったん始めてみるとその他のことまでスムーズに取り掛かれることは多いです。また思い立ってからすぐ取り組めば、予想外に時間がかかってもリカバリーの時間を長く取れます。

 私も経験がありますが、一番良くないのは「いっぱい溜めてしまった、面倒くさいな……」と現実逃避して、スマホ片手に関係ない時間を過ごすことだと思います。経験上、一瞬だけ楽なのですが、後でますます切羽詰まって大変な思いをするのは自分です。私も何度「あの時間が今あれば……」と思ったか分かりません。

 そしてできなかったら、また次の機会から、次の日からとリセットして少しずつ体質を変えていくのがオススメです。私自身、冒頭のようにまだ即決できているとは言いにくいですが、何度も失敗することで昔よりは迷う時間が少なくなったように思います。

 もちろん楽しいことで迷うのならいいのですが、嫌なことや仕事の取り掛かりが遅くなりがちな人は、ぜひ「迷う時間の費用帯効果」を意識してほしいです。