5月30日は『アーモンドミルクの日』なのをご存じですか? アーモンドの実(3)が丸く(0 =○)なる。実(3)が大きく(0 = Oオー)なるころとして、アーモンドミルク研究会が制定したのが、この日(一般社団法人日本記念日協会に認定されました)。優れた抗酸化作用を持つ「ビタミンE」や、大腸ガンや肥満、糖尿病などの生活習慣病予防に必要不可欠な「食物繊維」が豊富なアーモンドを主原料としたアーモンドミルクの認知度を高め、より多くの人に知ってもらうことを目的としています。

植物性ミルクが定着した米国では6割がアーモンドミルクを選択 

 
 

 アメリカではもともと宗教上や菜食主義など、何らかの理由で牛乳を飲まない人のための代替飲料が豊富でした。 近年、ヘルスコンシャスな層を中心に、植物性の食品をベースに質の良い植物性の食品を適量食べる食事スタイル 『Plant-based diet』が支持され、「植物性ミルク」が注目されるように。スーパーマーケットには豆乳やアーモンドミルク、ライスミルク、オートミルクなど、乳製品ではない「デイリーフリーミルク」の商品が充実しています。

 米国の調査会社ミンテルの調査によると、植物性ミルク市場の規模は2018年で23億ドルと見込んでおり、2013年から 5年間で52%拡大しています。中でも成⻑著しいのがアーモンドミルク。これは植物性ミルク市場の64%を占めており、今後も拡していくと予測しています。

日本でも前年比118%、牛乳、豆乳に次ぐ「第3の健康ミルク」

 2013年にブルーダイヤモンドの「アーモンドブリーズ」が上陸して以来、アーモンドミルクは牛乳、豆乳に次ぐ「第3のミルク」として脚光を集め、急速に拡大しました。一時的なブームに終わらず、2018年は前年比118%の販売額約50億円、販売量1万kℓ突破。

 伸長の理由として、200mlを中心にトライアルの購入者が増え、一般的に飲料の売上げが落ちるといわれている秋冬の売上げが落ちなかったこと、料理などへの使用が想定されます。今年は皮付きのローストを使用した製品や、砂糖不使用、植物性プロテイン入りなどさらに健康コンシャスなバラエティ豊かな製品が登場、活気を増しています。

 この「第3の健康ミルク」であるアーモンドミルクの潜在ニーズにいち早く目をつけた大手総合スーパー イトーヨーカ堂では一部の店舗で『アーモンドミルクの日』の店頭キャンペーンを実施。今年は実施店舗を増やし、店頭キャンペーンを行います(注・店舗により開催されない場合もあります)。

「イトーヨーカ堂では、2014年にアーモンドミルク製品を導入したときから前年比を超える売上げになっており、非常に好調です。 現在では国内・海外メーカーのアーモンドミルクを約20種類取り扱っています。 この数年、甘酒や豆乳などの健康ニーズの高い製品が右肩上がりに伸びています。また、認知度は8割(アーモンドミルク研究会調べ)と高いものの、アーモンドミルクには味をイメージできないという声が多いため、 一度試してもらえれば購入につながるので、市場拡大のチャンスがあると捉えています」と担当バイヤー デイリー食品部 マーチャンダイザー長谷川広樹さんが話してくれました。

 最も売れているのは「1ℓサイズの砂糖不使用タイプ」とのこと。「毎日、習慣的に飲む人がじわじわ増えており、料理用途にも広がっているようです」。「植物性」のブームも高まっており、「健康飲料の1つとして確立したカテゴリーに育てたい」とアーモンドミルクへの手応えは確かなようでした。

「アーモンドミルクは 40、50 代の女性を中心に、健康を意識する層で支持が得られています。ただし、全世代で浸透していないのが課題でアーモンドミルクのコーナー化が必要と考えています」。

 店頭で目に留まるような「選べるコーナー化」と「リアル店舗」ならではの試飲サービス。食は毎日のことだから、わざわざ特別な健康食ショップまで行かなくても、近くの店舗で話題の健康飲料が買えるのは習慣化しやすくなります。しかも、手頃な商品がいろいろとそろっているのも強みですよね。

 さて、今日は仕事帰りにヨーカドーへ行って美容と健康を手に入れてみませんか?

(写真)イトーヨーカドー大井町店にて撮影