最強の土産が売れない?!

 鳥取市は環境省が実施する「全国星空継続観察」で一位になったことのある唯一の県庁所在地。定点観測地やそのほかの観測地点で、複数回、日本一に輝いています。

 そのため、鳥取県は今、『星取県』と名乗り、星空がきれいなところとPRに力を入れています。佐治アストロパークには大きいプラネタリウムもあり、天気が悪くて星が見えないときも星空が楽しめます。

 

 そんな施設の土産物店のオススメは本物の隕石でした。

 ところが、売れないとのこと。プライスシールも干からびてしまっていたので、かなり前から売れていない様子。詳しくお話を伺うと、隕石は400年前に採掘された本物であり、大きさは1センチあるかどうかですが、価格は324円とのこと。星を見に来た人にとって、本物の隕石がそんな価格で買えるのはうれしいはず。本物の隕石以外にも4億年前のアンモナイト化石が756円だったり、9000年前の肉食恐竜の本物の歯の化石もありました。

 これらは皆、軽くて小さいから持って帰りやすく、ロマンがあって貴重で、しかも安いとなれば、最強のお土産です。それなのに売れないのは商品の存在を知ってもらっていないからでした。

POPで存在を知らせよう

 
 

 小さな商品なのでショーケースの中に入れるのは仕方のないことですが、それならPOPでその存在を知らせてあげるとよいでしょう。

 星をイメージするような店内だったため、青いプラダンに白いマーカーでPOPを書きました。そのPOPを、来館者が見える場所へ張り出してもらうことに。それなら隕石などオススメ商品の存在を知ってもらうことができます。

 POPによって「私はここにいます!」と商品の存在を知らせることができるのです。

 この後、とてもよく売れるようになったとのことです。

見えないモノは世の中に存在しないのと同じ

 いろんな業界の会社や店舗で販売促進を支援させていただいていますが、「ああ……、その素晴らしい商品がお客さまに知られていないですね。」「そんなお客さま思いのサービスがあるのに、お客さまに伝わっていないですね。」ということを毎日のように感じております。

 せっかく、良い商品やサービスがあっても、お客さまにその存在を知られていなければ、その商品はお客さまにとって世の中にないのと同じ。商品をお客さまに見てもらいにくいならPOPは最適です。ローコストで簡単に作れてお客さまの目に触れるところに出せて、その存在を知ってもらえます。特に、サービスは目に見えないものですから、一層しっかりその存在を伝えることが重要です。