右からクロスリバー越川慎司会代表取締役、CLASの久保裕丈代表取締役、資生堂ジャパン パーソナルマーケティング部の堀一臣さん、ハイブリッドサラリーマン 小柳津林太郎さん

 男性がスキンケアをするのは当たり前。「勝負のとき」は気になるところにファンデーションを塗るというのが、当り前の時代がやってくるのでしょうか。

 2019年4月16日、六本木で開催された「起業家のセルフプロデュース術」に集まったのは、100人の若手ビジネスマンたち。会場に向かうエレベーターの中は、30代と思われるおしゃれなビジネスマンばかリ。どの人もスーツ姿のお洒落がキマっています。圧倒される雰囲気の中、会場に入りました。

 

「生産性を高めて未来の選択肢を得る」(越川慎司さん)

 セルフプロデュースに関心のある男性を対象にしたこのイベント、まずは元マイクロソフト業務執行役員で現在は28社16万人のクライアントのいる働き方改革の支援会社クロスリバー代表で、『働きアリからの脱出』(集英社)の著者、越川慎司氏のオープニングトークから始まりました。

 大企業に勤めた経験もあり、起業を2回し、今は528社の働き方改革を手掛け、週休3日を実践しながら、海外プロジェクトも支援している越川さんからは「行動を変え、内省により意識を変え、生産性を高めて未来の選択肢を得る」ことが重要だと実践的なビジネスノウハウを学びました。

 

「自分自身が商品でありサービスです」(久保裕丈さん)

 続いて、Amazonプライム・ビデオの恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』に出演して一躍有名になったCLAS代表の久保裕丈さんと、元サイバーエージェントの小柳津林太郎さん。高学歴、高収入、イケメンで社会的地位があると、女性たちから大人気の2人です。

 家具のレンタル会社を起業している久保さんは、「自分自身が商品でありサービスです」ときっぱり。そのために自分のキーバリューは何かをきちんと把握する必要がある。とにかく打席に立つことが必要で、変化が激し過ぎる今の時代、立ち止まらないで状況に応じてアジャストしていくことが重要だと話していました。

 また、ボディーメンテナンスを常日頃、心掛けていて、その時間は休息になる。体形を維持するために、キックボクシングや針治療、さらに肌のメンテナンスに至るまで自分には何が良いかを試していると語っていました。

「自分の考えを発信していくことが大事」(小柳津林太郎さん)

 小柳津さんは、自分の考えを発信していくことが大事で、何を考えているどういう人間なのかを分かってもらうことが重要だと語りました。また、週3回ジムに行って筋トレをしていて、筋肉は裏切らない。さらに相手の体調管理が気になり、第一印象のために肌メンテナンスは欠かせないということです。

 男は、ジャガ芋のような人がいい。見た目じゃなくて中身だと言っていた時代は既に過ぎ去ったようです。感無量。そういえば、最近、ジャガ芋のような人って見ないですねぇ。

「髪形、体形、服装、肌で第一印象がつくられる」(堀一臣さん)

 

 最後に登場したのは、資生堂ジャパンのパーソナルマーケティング部の堀一臣さん。メンズブランド『UNO』の商品開発など、日本のメンズスキンケアの啓発に注力している方です。

 1960年代から80年代はヘアリキッドやムースなどの香りを楽しむ時代でした。90年代は髪型と眉、2000年からスキンケア、2010年からは男がメイクする時代が来ると語ります。

 1990年代、スキー選手が眉を整えていることに驚きましたが、2019年の今、会場でスキンケアをしている人は、実に半分ぐらいいました。スキンケアというのは、洗顔後、化粧水をつけ、保湿のための乳液などをつけることをいいます。

 SNS全盛の今、見られる意識が高い男性は、美肌への関心も高いということなんでしょうか。

 堀さんは「ビジネスマンの外見は髪形、体形、服装、そして肌で第一印象がつくられます。今、男性のスキンケア率は36.2%。ビジネスで勝つために肌を武器にしていただきたい。肌が暗いと疲れて見えますが、乾燥すると暗く見えるんです。2019年3月上旬から先行発売している男性用BBクリームは、大事なプレゼンのとき、どうしてもとりたい商談、もちろんプライベートでも勝負のときに使ってください。眼の下のクマやひげそりあと、毛穴も隠せます」と語ります。

シャネル、THREE、資生堂が男性用メイクアップ商品を発売

 会場の男性たちは真剣そのもの。配られたBBクリームを熱心に試していました。この男性用BBクリーム「フェイスカラークリエイター」は、チューブから出したときは白いクリームですが、それを肌につけて伸ばすと自分の肌色になじむため、あまり違和感はありませんでした。

 現在、BBクリームの男性使用率は、韓国35%、中国26%(2017年15歳から39歳男性 資生堂調べ)という結果が出ています。

 今回の資生堂『UNO』男性用BBクリーム「フェイスカラークリエイター」は先行発売中ですが、生産が追い付かないほどの人気だとか。10代から20代の男性に使ってほしいそうですが、実際にはビジネスマンの潜在的要望が思ったよりもあったのかもしれません。

 既にシャネル(CHANEL)では、男性用メイクアップラインを2018年9月に韓国でスタートさせ、日本では11月から公式サイトに、2019年1月には一部店舗でも取り扱いを始めました。

 また、同じくTHREEでは、化粧品業界初のメンズメイクアップ中心の総合メンズブランドを2018年9月中旬に立ち上げています。

 男性も、見た目が良い方が仕事ができる印象を生み、自己管理能力があるというイメージになると考えられる時代がやってきたようです。