今はひたすら「来年約100店舗」に向けてまい進する

――『ダンダダン酒場』の店舗数としての目標地点はどれくらいなのでしょうか。

 

 それについては「来年約100店舗」としか想定しておりません。これからも1カ月に1店舗以上増やしていくという感覚です。

 現在、店舗展開している場所はほとんどが東京圏で名古屋に2店舗あるという状態ですが、4月中に福岡に出店することが決まっています。これから地方都市で出店していかなければならないと思っています。また東京圏においては、立地も多様化していくことでしょう。商業施設内出店は、今、1店だけ海老名(神奈川)にあるのですが、路面店の物件はまだどんどん出てきていますので商業施設内出店は今、急ぐ必要性を感じていません。

 1都3県で250~260店舗は出店可能だと思っています。千葉ではまだ1店舗、埼玉は5店舗の状態ですから、都内を含めて出店余地はたくさんあると思います。

 店舗規模は25坪前後が一番多いですが、これが標準的な規模というわけではなく、小さい店舗は8坪というものがあり、最近は50坪の店舗も出てきました。このようにさまざまな店舗規模のパターンがあるということは、物件取得が容易であることの証しです。

――店舗のロボット化についてはどのように考えますか。

 ロボット化の可能性についてあえて言うと、現状、仕込み作業などには一部取り入れていて、今後、バックヤードではその可能性は大いにあります。しかしながら、『ダンダダン酒場』におけるそれ以外の部分、例えば餃子を焼くことを含めて、これらは人が行うことによってショーアップされています。お客さまにとっても餃子が出来上がる工程で人が行っている様子を見ることを楽しみにしていると思います。

 また、そのような部分をロボット化してしまうとコンビニとの差別化がますますできなくなってしまう。飲食業とは調理、サービスとも人が行うことが重要だと思います。

出店基準は「乗降客3万人以上」、出店余地を豊富に持つ

――今後、値上げを迫られる中で、どのように対応しますか。

 現状の客単価は2000円ちょっと。消費税に関して当社は税抜き表記にしています。値上げについては今後、考えていかなければならないと思いますが、これから店舗数が増えていけばスケールメリットがでてきますから、値上げをしなくて済むかもしれません。

――直営とFCとのバランスはどのように取っていきますか。

 これまではほとんど直営で展開してきましたが、これから地方都市で展開するようになるとFCについてきちんと考える必要があり、これから大々的に募集を行おうと考えているところです。基本的に、FCの店舗数は直営の数を上回ることがないようにしていきます。FC加盟店のオーナーさまは飲食業の実績をお持ちのところが望ましいと思っております。

 FC展開に際してはオーナーさまに経営を安定していただきたいので、複数店舗を経営していただきたい。基本的に『ダンダダン酒場』の出店基準は「乗降客3万人以上」です。このような駅は1都3県の中に263駅存在し、全国には411駅存在します。出店に際しては立地を精査しますが、出店余地はまだたくさんあると認識しています。

――禁煙化、ファミリー、インバウンド対応についてはどのようお考えです。

 

 たばこに関しては東京都受動喫煙防止条例が来年4月に全面施行されます。『ダンダダン酒場』ではその前に禁煙化をする予定です。現在、1、2階と客席スペースが分かれている店などで分煙を行っています。

 当社が目指してきたのは、どなたにもご利用いただける飲食店ということです。それは老若男女、ファミリーのお客さまはこれまでも来店していただいて、当社の餃子はお子さまに人気の商品です。

 新宿、渋谷では外国人のお客さまが多くなっていますが、それ以外の店舗ではさほど目立ったこともなく、インバウンド対策は店単位での重要なテーマだと位置付けています。

 当社が出店している場所はほとんどが駅前の飲食店が集まるにぎやかなところで、このような場所にはさまざまな飲食店が存在しているわけで、そこでは『ダンダダン酒場』の餃子専門店としてのスタンスが生きてきます。焼き鳥を食べたいのであれば、そちらの専門店に行っていただき、逆に「餃子を食べたい」と思ったときに、『ダンダダン酒場』のことをすぐに思い出していただくことが重要となることです。