「夢屋」は那須高原の林の中にある古民家カフェ。歴史が醸し出す居心地の良さとおいしい料理で人気のお店です。築150年の建物は南会津から移築したものを改装し、1995年にオープン。その当時はギャラリーとして陶芸家やアーティストの作品を展示販売していましたが、ギャラリーのお客さんに振る舞っていたコーヒーが評判になり現在のカフェ店へ変わっていきました。

 オーナーの野島さんご家族で切り盛りするお店では、地元産有機野菜や自家製ハムなど素材本来の味にこだわったお料理を提供しています。中でもチキンカレーは野島さんがバックパッカーをしていた頃、インドのお宅で習得したスパイシーな本格派。スイーツも甘い物好き納得のガレットで、こちらも地元で採れたそば粉から丁寧に作られています。

 夢屋では代々猫を飼っていますが、実は野島さん、もともと猫には興味がなく、犬を飼っていたぐらいでした。それが猫派になったのは、お風呂を沸かすための電気コードをネズミがかじってしまったから。修理をした職人さんから再発防止には猫がいいと勧められ、試してみるとその効果はてきめん。いたく感心して以来、夢屋では猫が欠かせない存在になりました。

 現在、猫は3匹。アメリカンショートヘアのミックスの大女将「おぎん」10歳。若女将見習い中の「がんも」1歳。それに、がんもの弟「こんぶ」1歳。こんぶは里親が現れるまでの一時預かりでしたが、結局引き取り手が現れず迎え入れることに。今では、人好きな性格のおかげか姉の若女将の座を脅かすほどの看板猫に成長しました。

 週末になると夢屋は大忙し。店内でのんびりできない猫たちは外に出て夕方まで帰ってこない日もあるくらい。立地的には決して有利といえませんが、情報誌や地元のフリーペーパーに紹介され、最近ではネットの口コミで、お客さんが集まります。以前は分かりにくい場所柄、電話での問い合わせが多かったそうですが、それもあるときからピタリとなくなりました。カーナビやグーグルマップがあれば問題なく夢屋にたどり着けるようです。

 

 和室の窓から、看板猫らしく外を見詰めていました。この猫が大女将の「おぎん」です。

 

 小上がりで睨みを利かせる「おぎん」。

 

 暖かいこたつ席でくつろいでいる「おぎん」。

 

 シャム猫のミックス、瞳が青くて美人の若女将「がんも」。

 

 姉弟で仲良しの「がんも」と「こんぶ」。

 

 人が大好きな「こんぶ」がお待ちしています。

 

 草木染めや織物のワークショックも行っています。

 

 陶芸作家の作った陶器や小物。展示販売しています。

 

 こんな和の陶器で提供される人気のガレット。他にもイチゴやブルーベリーなど旬のフルーツを使ったものも。季節の野菜にこだわった料理やスパイシーなスープカレーも評判です。

 

 築150年の古民家を移築した建物は、高い天窓から柔らかな光が差し込みます。

 

「こんぶ」と野島さん。約24年前に那須高原に住み始めました。

 

「おぎん」の前任の女将「ちびまる」です。約1年前、天国に旅立ちました。

 

 家族でお店をまかなっています。

 

 夢屋は那須街道から奥まった雑木林の中にある古民家。

古民家のカフェ 夢屋
栃木県 那須郡那須町高久乙1846-92
東北自動車道那須インターより車で15分
TEL:0287-78-3272
営業時間:10:00 ~ 18:00(日没まで)
ランチ:11:30 ~ 15:00まで
ラストオーダー17:30 クローズ18:00
水曜日定休(祝日の場合は営業、翌日休業)
駐車場あり
https://nasuyume.com/