〈連結実績〉増収営業増益、営業利益は過去最高

売上収益1兆2676億円(前年同期比6.8%増)→売上総利益6067億円(3.6%増)-販管費4334億円(7.4%増)→事業利益1733億円(4.8%減)+その他収益・費用▲3億円→営業利益1729億円(1.4%増)+金融収益・費用12億円→税引前四半期利益1742億円(5.5%増)/親会社の所有者に帰属する四半期利益1140億円(9.5%増)

◆営業利益は計画を約100億円下振れ

※その他収益・費用の内訳は①減損損失(店舗)15億円、②店舗閉鎖損・除却損3億円、③海外子会社の仕入れにかかわる一時立替金などでの為替差損0.5億円

【要因①】売上収益では国内ユニクロが苦戦

・国内ユニクロ▲23億円/海外ユニクロ+725億円、ジーユー+113億円

【要因②】売上総利益率は国内ユニクロの影響

・売上総利益率は47.9%(▲1.4p)。ジーユー+3.0pも海外ユニクロ▲0.5p、国内ユニクロ▲3.3p

【要因③】売上高販管費率も国内ユニクロが押し上げ

・売上高販管費率は34.2%(+0.2p)。ジーユー▲0.5pも海外ユニクロ+0.2p、国内ユニクロ+1.0p

(国内ユニクロ事業)減収営業減益、営業利益は23.7%減

売上収益4913億円(前年同期比0.5%減)→売上総利益2241億円(7.2%減)-販管費1565億円(2.5%増)→事業利益676億円(23.9%減)+その他収益・費用1億円→営業利益677億円(23.7%減)

【要因①】減収は既存店苦戦が理由

・上期の既存店売上高は0.9%減。1Qは4.3%減(暖冬の影響で防寒衣料の需要が弱かった)。2Qは2.8%増(12、1月は気温低下で冬物商品が好調。2月は春物商品が順調に立ち上がった)。

※EC売上げは485億円(30.3%増)で売上構成比は9.9%に上昇と、計画通りに好調に拡大。

【要因②】減益は売上総利益率低下と売上高販管費増加

・売上総利益率は45.6%(▲3.3p)で原価率が上昇(社内の為替レートの円安傾向が続いている)、2Qの値引きを計画以上に強化。

・売上高販売管理費は31.9%(+1.0p)。物流費+0.5p(店舗で冬物商品の在庫増により増加、ECでEC売上構成比上昇により増加も、有明倉庫自動化で1件当たりの物流費は低下)。その他経費+0.4p(有明プロジェクトに伴うIT投資が増加。RFIDを活用した棚卸しの開始で委託費が削減など計画以上に削減はできている)。減価償却費+0.2p(有明倉庫の自動化、従来使用していたマテハンの一部で償却期間を短縮など)。広告宣伝費+0.0p、賃借料+0.0p、人件費▲0.1p(待遇面の改善を継続もRFIDの活用など店舗業務の改善により生産性が向上)。

(海外ユニクロ事業)増収営業増益、営業利益は9.6%増

売上収益5800億円(前年同期比14.3%増)→事業利益886億円(9.6%増)+その他収益・費用▲1億円→営業利益884億円(9.6%増)

【要因①】グレーターチャイナが絶好調、中国大陸の営業利益は約20%増

・中国大陸:既存店売上高(EC含まず)が計画を上回る増収(2Qは2桁増。12、1月は気温低下で冬物商品が好調、2月はスウェットやUTなどの春夏商品が順調に立ち上がった)。ECも好調で約30%の増収(売上構成比は約20%)。2Qに値引販売を強化し、荒利益率は前年並みも経費比率が改善し、営業利益は計画を上回る大幅増益に。

※香港・台湾は営業減益(気温が高く、既存店売上高が減収)。

【要因②】東南アジア・オセアニアが計画通りに成長

・東南アジア:既存店売上高は全ての国で増収が継続(インドネシア、フィリピンは2桁増)。

【要因③】北米は収益改善、欧州は営業利益前年並み

・米国:既存店売上高の増収トレンドが継続(地域ごとの商品構成の見直し、販売計画の精度改善でカシミヤセーター、プレミアムラムセーター、フリースなどの販売が好調)。ECも高い伸び率が続いている。

・欧州:増収、事業利益は増益も営業利益は前年並み(店舗の減損損失10億円を計上)。ロシアは絶好調(既存店売上高2桁増、営業利益が倍増)も、その他の地域は既存店売上高が若干の減少(暖冬や政情不安の影響)、営業利益は計画を下回る。

(ジーユー事業)計画を大きく上回る大幅な増収営業増益

売上収益1171億円(前年同期比10.7%増)→事業利益141億円(56.1%増)+その他収益・費用0億円→営業利益141億円(54.3%増)

【要因①】売上げを回復軌道に乗せられた

・既存店売上高が前年クリア(秋冬商品の品番数を絞り、マストレンドにフォーカスした商品構成に。テレビCMやWeb広告と連動させたマーケティングを実施)。

・機会ロスを最小化(素材を備蓄し、タイムリーな追加生産を実現)。

・秋冬のキャンペーン商品で大ヒット(オーバーサイズスウェットやオーバーサイズニットなど数百万点を販売)。

【要因②】荒利益率と経費比率が改善

・荒利益率は+3.0p(好調な販売、値引きのコントロール、素材集約による原価率改善)。

・経費比率は▲0.5p(売上げ好調による比率の改善)。

(グローバルブランド事業)減収減益、計画を下回る

売上収益777億円(前年同期比0.9%減)→事業利益32億円(2.3%減)+その他収益・費用▲1億円→営業利益31億円

【要因】コントワー・デ・コトニエ事業が苦戦

・販売不振が継続、値引販売が増加し、事業利益段階の赤字幅が計画以上に拡大。

※セオリー事業は好調(増収トレンドが継続、営業利益は計画を上回る大幅増益。特に米国セオリーの業績が寄与)/プラステ事業は増収、若干の営業減益(上期に12店出店と出店数増加により経費増)/プリンセス タム・タム事業、J Brand事業は赤字が継続。

会見で「2019年8月期上期業績および通期見通し」を発表した岡﨑健取締役 グループ上席執行役員 CFO