4月11日、ローソンが2019年2月期連結決算を発表した。営業収益7006億4700万円(前期比6.6%増)、営業利益607億8100万円(前期比7.7%減)、経常利益577億円(前期比11.4%減)となった。

セグメント別業績

国内コンビニエンスストア事業(営業収益4686億9200万円、前期比5.9%増/営業利益482億6200万円、前期比10.0%減)

 お弁当やおにぎり、揚げ物、惣菜、サラダ、スープなど、毎日の身近な一品を店頭で展開し、特に夕方から夜にかけての品揃えの拡充を強化すべく、6月より発注の締め切り時間やトラックで納品される時間を変更するサプライチェーン全体の仕組みを再構築した。

 その他、レジ操作の簡便化や店舗における金銭管理の効率化を目的とした、自動釣銭機能付きの新しいPOSレジの導入が完了した。

成城石井事業(営業収益866億7200万円、前期比5.8%増/営業利益74億1300万円、前期比8.2%増)

 お客の注文ごとに盛り付け、温かいままの食事やスイーツを提供するフードカート風スタンドを導入した店舗をオープンする等、新たな試みにも挑戦。直営店舗数は2月末現在で146店舗となり、売上げは堅調に推移している。

エンタテインメント関連事業(営業収益780億7000万円、前期比5.8%増/営業利益74億1300万円、前期比8.2%増)

 中核をなすローソンエンタテインメントは、チケット事業において業界トップクラスの取扱高を維持し、音楽CD、DVD、書籍等の物販事業を展開する「HMV」の店舗数は、2月末現在で56店舗。

 また、ユナイテッドシネマは最先端の映画上映システムである体験型・アトラクションシアター「4DX」の導入に加えて、映画上映システム「ScreeX」を導入したサイトも開業し、2月末現在で全国41サイト、367スクリーン(運営受託を含む)を展開している。

金融関連事業(営業収益305億7200万円、前期比11.8%増/営業利益22億2300万円、前期比48.0%減)

 ローソン銀行が、2018年8月10日に銀行業の営業免許を取得し、10月15日にお客向けサービスを開始した。銀行についての認知度向上に向けて、テレビやWebでのCMなどを実施した他、ATMを利用したお客に「からあげクン」や「マチカフェ」「ウチカフェスイーツ」などの割引クーポン券を発券するキャンペーンを実施し、普通預金、定期預金などのサービス提供も開始した。

 また、基盤となる共同ATM事業では、提携金融機関の拡大に取り組んだ他、新千歳空港や東京メトロ駅構内等、ローソン店舗以外の場所へATMを設置した。2月末日現在で、全国のATM設置台数は1万3459台(前期比726台増)となった。

前期の振り返りと今期の取り組み

 店舗数の増加により営業収益は増加したが、加盟店支援、次世代システム関連、銀行開業等に伴う販管費の増加によって減益。しかし、営業利益、経常利益はコスト削減の取り組み等により計画を上回る結果となった。

 時短営業の対応については、2、3月に加盟店向けセミナーで全加盟店に時短対応方針を説明。現在、41店舗が加盟店オーナーの希望により時短営業を行っている。また、5月に2店舗が時短営業開始予定となっている。

 2019年度の出店計画は、新規出店のさらなる厳選や、低収益性店舗の置き換え促進などを行うため、出店約700店舗、閉店約700店舗の純増ほぼゼロを計画。そのため2019年度の業績は、営業収益608億円(前期比0%)、経常利益545億円(5.5%減)の計画となっている。