「WORKMAN Plus」ららぽーと湘南平塚店

 4月4日、「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)」の最新店舗が「ららぽーと湘南平塚」にオープンした。ワークマンプラスは、作業服・作業用品のフランチャイズ店舗を全国に835店を展開するワークマンの新業態で、昨年9月、「ららぽーと立川立飛」に1号店を出店、早くも半年余りで12店舗となった。

 1号店「ららぽーと立川立飛店」のオープン日にはレジ待ちの行列が30分以上になり、平日は50万円以上、土日祝日は100万円以上、予算の2.5倍と想定を大きく上回る売上げとなった。その後、開店した店舗も絶好調で先月オープンした、「ららぽーと甲子園店」ではオープン初日に来店客数が1060人、売上げは過去最高の460万円となった。

 今後、さらに出店スピードを加速して19年9月までに累計38店、20年3月まで68店を展開する計画。路面店とSCのテナントの出店の他に、「ワークマン」の既存店舗の業態変更も行い、活性化策としても活用する。

 ワークマンプラスではアウトドア、スポーツウエア、レインウエアを主に取り扱うが、商品は全てワークマンでも販売、SNSやマスコミでも話題となったことで、既存のワークマン店舗にも波及効果が及び、売上げを押し上げている。建築、塗装、設備など職人御用達のワークマンの店舗と大きく異なり、一般客がはるかに多いのが、ワークマンプラス。これまで取り込めていなかった女性客も4割に達し、新たな客層を獲得した点も大きな成果だ。

 実は以前から、登山、釣り、バイクなどでワークマンの商品が一部で愛用されていたが、不特定多数が来場するSCにワークマンプラスを出店することで、幅広い層が来店する買い場を提供。消費者は未知のワークマンの商品と遭遇し、高機能と圧倒的な低価格に魅せられて爆発的なヒットにつながった。

 今回の店舗、品揃えの中心となっているのが3年前からスタートしたPB。アウトドアウェア「FieldCore(フィールドコア)」、スポーツウェア「Find-Out(ファインド-アウト)」、レインスーツ「AEGIS(イージス)」の3ラインがあり、いずれも作業用として開発されたもの。

 このPBは倍々ゲームで売上げが伸長。1年目は30億円、2年目60億円、3年目は季節半ばで売り切って120億円、今期は280億円を生産する予定だ。口コミやSNSで拡散し、売上げが大きく伸びており、プロ顧客向けブランドの「WORKMAN BEST(ワークマンベスト)」や「ICE ASSIST(アイスアシスト)」などの製品は、一般客がアウトドア用として購入しており、一般客向け商品の来期売上予想は330億円を見込んでいる。

 これは4000億円といわれている低価格アウトドアウェアの潜在市場で8%強のシェアを獲得することになり、ワークマンではこのマーケットへの攻勢をさらに強めて、シェア拡大を目指していく。

 そのため、今シーズンは37アイテムの女性向け新製品、一般客向け空調ウエア、生産量ナンバーワンの冷感トップスと春夏カーゴパンツなどで、さらに機能をアップさせた商品を発売。早ければ、コーディネートを意識した商品群を今秋に登場させる計画だ。

 勢いが止まらないワークマンプラスだが、ららぽーと湘南平塚では、76坪の売場にワークマンが取り扱う1700アイテムから316アイテムを抜き出し展開している。女性専用売場を設け、メンズのSサイズも充実させ、女性客の取り込みを強化。初年度1億円の販売を見込み、トータルでは4億円を目標にしている。

「ららぽーと」には4店舗出店しているが、今回は初の1階への出店で、イトーヨーカ堂のスーパーマーケットにも近く、女性客の取り込みも大いに期待できる。オープン前日にはSNSでの情報発信力を高めるため、ブロガーなどインフルエンサーが招かれていた。