サントリーは、「クラフトボス」シリーズの新たなラインアップとして、紅茶飲料「クラフトボス TEA ノンシュガー」を3月19日から全国発売した。発売に先立ち新商品・新テレビCM発表会が青山迎賓館で行われた。

 新CMは「クラフトボス」シリーズでおなじみの杉咲花さん、トミー・リー・ジョーンズさんに加えて、松たか子さんが出演。また、「クラフトボス TEA ノンシュガー」にかけて、サントリーでは働き方をもっと軽くする取り組みとして、毎週金曜日をTシャツで働く日にする「T-WORK STYLE」を発表した。

「クラフトボス」に新しい風

 2018年、「クラフトボス」シリーズは2700万ケースを突破。好調の要因としてはデザインや広告から働き方の変化を捉えた商品設計にしたこと、若年層・女性など新たな顧客の開拓に成功したことが挙げられる。

 そして、2019年は「缶コーヒーじゃないBOSS」からWORK&PEACEをテーマに快適に働く新しいきっかけを提案するブランドへステージUPする。働き方も飲み物ももっと多様にしていく新提案として3月19日に発売されたのが紅茶飲料「クラフトボス TEA ノンシュガー」だ。

 新商品発売に当たりサントリー食品インターナショナルの大塚匠氏から、商品の詳細や今後の取り組みの説明があった。

 発売の経緯は「仕事中に無糖のお茶を飲む人の構成率が増えていることが同社の調査で明らかになった。真に働く人の相棒であるにはコーヒーだけではカバーできないと感じ、仕事中の『ちびだら飲み』にフィットするTEAを目指すことが決まった」。

 しかし、従来のRTD(レディ・トゥ・ドリンク)紅茶ノンシュガーのように香りを高めると渋みも強くなってしまう。それを同社独自の”高温短時間抽出渋みまろやか処理”で、渋みの極小化に成功。それだけでなく、香りも高濃度アロマ抽出製法で最大化をした。私も実際に飲んだが、香り高く紅茶の風味がしっかりしているのに、嫌な渋みはなかった。

 新商品は「BOSSからTEAの意外性とオフィスにTEAの2軸で打ち出していきたい」と大塚氏。

 また、オフィスにTEAとTシャツをかけて、普段の仕事でTシャツを着て、快適に軽やかに働く「T-WORK STYLE」を提案。まずは同社内で導入したところ、作業しやすい、コミュニケーションがとりやすいといったポジティブな声が上がった。現在、「T-WORK STYLE」は他の企業まで広がっており、ドレスコードを見直す企業も出始めている。

何かを変えないと新しい発見はない

 4月より始まる「働き方改革」に合わせて、働く服の改革も同時に行ってほしいと個人的には思う。正直、働く服なんて個人が一番のパフォーマンスを発揮できるものが良いに決まっているので。

 オフィスで働く人は、スーツじゃないとダメ……ということはないと思う。あまりに奇抜で他人に迷惑をかけるような服装は別だが、常識の範囲内であればなんでも良いのではないか。スーツが好きな人はスーツを着て仕事をする。嫌な人は違う格好で仕事をする。細かいところから自分の意思をしっかりと持つことが大事なのでは。

 こうした動きから新しい発見が生まれるかもしれない。昔からの伝統を守ることも大事だが、変えてもいいところは変えていかないとこれからの多様化の時代についていけないと思う。「T-WORK STYLE」は非常に面白い取り組みなので、「クラフトボス TEA ノンシュガー」と共に新しい風を吹かせて欲しい。

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食品商業2019年05月

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