「人の印象の専門家」の吉武利恵です。

 まもなく訪れる新年度の4月は新しい出会いの季節ですね。

 人の印象で重要な点の1つが第一印象であることは、皆さんご存じだと思います。いくつになっても清涼感のある男性は好印象です。

 男性のビジネススタイルには“ジャストサイズ”という明確なルール(基準)があります。このルールは、全ての年齢の人が対象で、スーツもカジュアルなジャケットスタイルも含まれます。自分のボディサイズに合った服は、相手に清潔感のある印象を与えます。サイズが小さい場合は、窮屈で幼稚な印象に、逆にサイズが大きいと、だらしない印象を与えるかもしれません。

 今回は、メンズスタイリングを得意とするイメージコンサルタントの坂井二朗氏に、スーツの基本やメンズスタイルのポイントを聞きました。

「自分は大丈夫、できている」と思う方こそ、今一度、ご自身の服装を再確認してみてくださいね。そして、部下や後輩の服装のアドバイスにも、ぜひご活用ください。新年度前の今、服装の棚卸しすることで、継続して着用できるもの、新しく新調するものの準備をしませんか?

 まずは、最低限押さえておくとよいポイントを坂井氏に教えてもらいました。

覚えておきましょう「スーツの基本ルール7」

1、肩

 

「スーツは肩で着る!」というように、肩の収まり具合と肩ラインのフィット感をよく確かめてみましょう。ジャケットの肩先が1cmほどつまめるのがジャストサイズです。

2、シャツの出具合

 

 後ろから見たときに、ジャケットの襟からシャツが1.5cmほど覗くのが理想です。ジャケットとシャツに隙間がなく、きれいに首に沿っているか確認しましょう。

3、袖口

 

 ジャケットの袖からシャツが1~1.5cm出ているのが良いバランスです。これだけでスーツスタイルに爽やかな印象を与えます。

4、Vゾーンとチーフ

 

 白無地のシャツにストライプや無地のシンプルなタイ。これが基本中の基本です。ジャケットの前ボタンを閉めて胸の位置にこぶしが1つ入るゆとりがジャストサイズです。チーフは白リネンをTVフォールドで挿せば万能です。ポケットから1~1.5cmのぞかせます。

5、タイ結び

 

 シャツは、ネックサイズ(首周り)の実寸に+1~2cmを選びましょう。首周りが緩い、もしくは、首周りが洗濯で縮んでしまったシャツは交換しましょう。

 ドレスシャツはプレーンノットのタイの結びにしましょう。コンパクトかつ緩みのないように、ディンプル(結び目のえくぼ)をきれいにつくるのが大切なポイントです。

6、クッション

 

 パンツの裾はハーフクッション(靴の甲に裾が触れる)の長さにするとスッキリとした清涼感が出ます。ビジネススーツの裾上げは4~5cmほどのダブルがお勧めです(写真は5cm)。裾幅は20cm+-1cmを目安に体格とバランスを考えます(写真は19cm)。

7、靴と靴下

 

 靴はシンプルなストレートチップを最初の1足にするのがお勧めです。靴下はロングホーズ(ハイソックス丈)にすることで、他人に肌が見えない配慮を。靴下の色は靴かスーツと同系色を選びましょう。間違っても白っぽい靴下は避けてください。

 7つのポイントはクリアできたでしょうか?

 まずはここから始めてみてください。しかし、ビジネススーツにはもっと多くのルールや押さえておくとよいポイントがあります。

「装いは、仕事においてもプライベートにおいても、男としてのパフォーマンスを発揮するためのコンディションの1つ」と語る坂井氏に、ワンランク上の着こなしの基本に関して、幾つか質問に答えていただきました。