Domoは、ビジネス判断に必要なあらゆるデータを集約し、それを活用するためのソリューション。リアルタイムのデータ活用に必要なあらゆる機能をオールインワンで提供できるため、Domoを通じて迅速なビジネス判断が可能になる。本講演では、ドーモ株式会社シニアソリューションコンサルタントの後藤祥子氏によるDomoの基本コンセプトの紹介に続き、創業昭和6年、岡山・鳥取にスーパーマーケットを展開する株式会社マルイへの導入事例が紹介された。

Domoの基本コンセプトを紹介する
ドーモ株式会社 シニアソリューションコンサルタント 後藤祥子氏
マルイのデジタル戦略の全体像について説明する
株式会社マルイ 常務取締役 営業本部長兼経営推進室長 中山益文氏

メールもSNSも使わないスーパーマーケットを情報化する

 弊社では、2年前にDomoを導入しました。当時の経営層は、SNSはもちろん、メールもあまり使わないような状態でした。そうした状態から情報化を見直し、基幹システムを新しく入れ替えるために、トップマネジメントから中身を変えていくことにしました。
 Domoに期待したことの1つが、グラフ化したデータを共有し、意思決定の根拠を明確化することです。今までのやり方では、同じデータを見ても個人の能力によって判断が変わってしまっていたからです。紙と電卓だけでは、若い店長やマネージャーに判断の基準を伝えにくいということもありました。
 また弊社では、月次でコスト管理に関するレポートをまとめているのですが、作成そのものに多くの時間を割いていました。その結果、レポートがまとまって対策を考えたときには店舗を取り巻く環境が変わっており、環境変化についていけないことが心配されていました。そのため、レポート対応への時間と労力削減も改善したいポイントでした。

簡易なデータ連携、最短3週間のサービスイン

 実際にDomoを使ってみると、各種データが簡単に連携できるところが大変便利でした。売上関係のレポート、タイムカードの打刻データ、電子マネー決済情報、LINE@の反応、エクセルデータなど、指定のフォルダに置くだけで統括でき、さらに1時間おきに集計データが更新されます。
 もう1つの利点は導入までがはやく、最短3週間でサービスインできたことです。グラフ化するためのデータセットの作り方もわかりやすく、いったんデータができればその後は自動的に展開できます。私のようにプログラミングができなくても、エクセルがわかる程度であれば扱えます。実際、今数千あるデータセットのうち、3分の1は私が作りました。
 また、今回の立ち上げは、実質たったの3人でプロジェクトを回しました。初期投資が少なくて済んだのもよかったと思います。