今の時代、女性の社会進出や多様な働き方が増えてきた結果、家庭内の調理は「簡便さ」が大きなニーズとなっている。そして、男性でもある程度料理ができないと、時代の大きな流れに取り残されてしまう。流行トレンド最前線にいたい私は、(株)新進〈漬物・福神漬のしんしん〉から送られてきた、3月1日発売の具入り麺つゆ「ぶっかけ坦々麺つゆ」を編集長に見つからないようにこっそり持ち帰り、家で調理をしてみた。
簡便さに歯向かい調理をした結果
まず、「ぶっかけ坦々麺つゆ」の説明だが、1食完食で、麺にかけるだけで具材入りの麺料理が手軽に完成できるので、手間いらずとなっている。
麺に入れるだけでもおいしそうだが、それでは「麺にぶっかけました!」で記事が終わってしまうので、商品パッケージ裏に記載されているアレンジレシピを作ってみた。必要な具材が2人前で、きゅうり(1本)、もやし(100g)、鶏むね肉(150g)、酒(大さじ2)、ごま(お好みで)のみと簡単で安価にそろえられる。
調理手順
①鶏肉を耐熱容器に入れフォークで数か所穴をあけ、酒と塩をふり、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で、約3分間加熱して冷ましておく。
ここで問題が発生した。食いしん坊の私は、できるだけ多く鶏肉を食べたかったため400gの鶏肉を買っていた。3分ではもちろん生焼けで、追加で7分(計10分間)加熱して、なんとか食べれる状態になった。
400g(約5人前)の鶏肉をほぐす作業でも、10分間加熱したせいなのか熱過ぎて触ることすらできない。忍耐力との勝負になり、「熱い無理」と弱音を吐きながら気合でほぐし終えた。
②きゅうりを太めの千切りにし、もやしは茹でて冷ましておく。
きゅうりは、スムーズに千切りにし終えたところで、もやしを茹でることを思い出した。急いで、もやしを茹でて冷ました。
③食べやすい大きさに裂いた①、②と「ぶっかけ坦々麺つゆ」1袋を加えて和え、器に盛る。(お好みでごまをふりかける)
普通ならこれで完成だが、アレンジレシピにうどんを加えるという、誰でも考えられるアレンジをして完成。
パンチのある味付けで食欲をそそる
上手にできたので、記念撮影として写真を20枚ほど撮ってから食べてみた。
味は、口の中でどんどん辛くなっていく感じでパンチが効いているのに、辛いのが苦手な私でもおいしいと感じた。辛いのが好きな人であればハマってしまうのでないか。
しかし、簡便さがウリの商品にアレンジを加えたことと、400gの鶏肉が予想通り多過ぎたので、調理時間が30分もかかってしまった。
私は、食いしん坊が災いして「簡便さ」という流行の最先端から弾かれてしまったが、麺にかけるだけですぐに食べられるので時間がない人にもお薦めだ。これから春、夏と徐々に気温が上がってくるので、これから食卓に上がる機会も増えるのではないか。