〈2月商戦のポイント〉9日からの3連休が勝負所

 1月は20日締め企業では休日が2日多かったことに加え、冬物セールが低気温と晴天にも恵まれ、好調に推移したようだ。しかし、春物商品の初動が鈍そうで、店頭販売力のある企業では1、2月の寒さ対策の1つに春物ダウン商品を展開している(一部2018年秋デザイン継続もある)。

 もともと、ファッション需要があまり見込めない時期には買い替え、買い足しの実需商品を充実させるべきで、ユニクロと無印良品のボトムス強化の取り組みは定石。「セレモニー」「異動」「新生活準備」と売れるキーワードをしっかりと意識しながら、自店での購入メリットを打ち出していくことが重要だ。また、価格以外でもポイント加算やオリジナリティといった選ばれる戦略が無ければ“偶然買い”くらいしか期待できず、目的買いされる実需商品も売れなくなり、いよいよ悪循環に陥ってしまう。

 2月は、寒さをよそに本格的な春物商品の販売が中心になる。ファッション衣料では、秋商材の売れ筋を春カラーで焼き直したデザインの商品がメインに。マウンテンパーカーやMA-1ブルゾン、レディスではノーカラーの春コート、メンズはオンオフに対応できるステンカラーコートの動きが気になる商材だ。

 異業種コラボレーションなど鮮度を感じさせる組み合わせや話題作りに取り組んで集客力アップを図りたい。積雪予報も出ている建国記念日の3連休は、2月セールスにとって重要な日程なだけに打ち出しテーマ、アイテムの選定に慎重かつ大胆に取り組んで欲しい。

*印の企業=20日締め、*1=小売既存+ネット通販既存の合算数字、*2=衣料品部門の数字/文中の売れ筋動向情報はIR情報および筆者視察によるものです。