果物には野菜にはない、メリットがあります。

 まず、果物に豊富なポリフェノールとカロテノイド。

 これらの成分は果物の”色”とも関係しており、ポリフェノールのアントシアニジン配糖体は赤から暗紫色、カロテノイドは黄から赤色の着色に関係します。また、ポリフェノールには苦みや渋みを持つものもあり、果物の味にも関係します。

 近年では、その果物にしかない特有のポリフェノールが発見され、注目されています。その多くは、野菜に含まれるものに比べ、「生で食べても吸収が良い」ことがポイントです。

 そして、”酸っぱい”成分ビタミンC、クエン酸。

 これらは脂肪燃焼効果やエネルギー代謝促進効果などに働きますが、”熱に弱い”というデメリットがあります。だから、果物として、これらの栄養素を”生のまま”摂取するという訳。ビタミンや食物繊維が凝縮した皮の部分も丸ごと食べやすいのも果物の利点です。

 最近は、無農薬で安心して皮ごと食べられる果物が増えましたね。これも日本の果物のメリット。日本では優れた果物がたくさん採れるのです!

果糖の摂り過ぎは中性脂肪の原因に。問題は食べ方です。

 とはいえ、果物は果糖を含むので、食べ過ぎは肥満の原因になります。

 果糖は体内で肝臓に取り込まれた後、ブドウ糖に変化するルートと、脂肪酸やトリグリセリドへと変化するルートの2つに分かれます。食べ過ぎると、後者のルートをたどって中性脂肪として蓄積されてしまうのです。

 だから、果物の「選び方」と「食べ方」が大切!

<選び方・食べ方の3つのポイント>

1.「ポリフェノール」「カロテノイド」を含むものを選ぶ

『若返り』の抗酸化作用だけでなく脂肪代謝を回復、血糖値を抑えるなど効果絶大。

2.「酸っぱい」ものを選ぶ

「酸っぱさ」は脂肪燃焼効果が高いクエン酸が豊富な証拠。ビタミンCも豊富なものが多いです。

 また、糖質やGI値(グルセミックインディックス)は、食後血糖値の急上昇を抑える指標としてはやはり重要です。とはいえ、パッと見て分からないですよね。そんなときの簡単な目安として「酸っぱい」ものは比較的糖質が低いものが多いということを覚えておきましょう。

3.「皮ごと」食べる!

 

 皮には抗酸化ビタミンをはじめ、血糖値の急上昇を抑える食物繊維がたっぷり。ダイエット中の方は特に皮マストで!

4.「デザートでなく、食前」に食べる!

 果物の果糖は早く吸収され、ダイエットに重要な腸の掃除もしてくれます。しかし、他の食べ物と一緒になると効果がなくなってしまうのでもったいない。オススメは食前。朝はもちろん、おやつタイムの午後~夕食前にもぴったりです。

 メタボが気になる方は、夕食後のデザートに食べるのは要注意。

5.「生鮮」で食べる!

 缶詰のシロップ漬けや、砂糖をまぶしたドライフルーツなどは太りやすくなります。新鮮な果実を頂きましょう!