中2階のフロアに大型のキッズスペースと、広々としたレストスペースを設けた。

ライフコーポレーションは2月6日、東京都世田谷区にライフ桜新町店をオープンした。商品面での進化はもちろん、店内にカフェスペースや広々としたレストスペース、大型のキッズスペースを設け、同社が第六次中期計画で掲げる「ライフらしさ」の魅力を盛り込んだ、この店舗。その見どころを速報する。

 ライフ桜新町店は、東急田園都市線・桜新町駅から徒歩8分の住宅街に位置しており、半径500メートル圏内の約7割は単身世帯・2人世帯の少人数世帯という立地。そのため、メインターゲットを「30~40歳代のニューファミリー」と「単身者」、サブターゲットを「高所得者」と「シニア」とし、マーチャンダイジングを組んでいる。

 

 売上構成比と取り扱いアイテム数は図①の通り。総アイテム数は3万アイテム超、売場面積が同規模の川崎大島店の約2万5千アイテムと比べて約7000アイテムも多くなっている。ここでは、この店舗で初めて取り組んだ商品・売場を中心に特徴を紹介していく。

部門別に見た「ライフ桜新町店」の新たな取り組み

店舗に入ってすぐの位置に配置された、常設のドライフルーツとナッツバイキングの売場。

 農産ではライフ初の取り組みとして「ドライフルーツとナッツバイキングを常設」した。オイシックスの野菜・果物を扱う店舗は他にもあるが、レシピ付きのミールキットを取りそろえたのは、ムスブ田町店(東京都港区)に続いて2店舗目だ。

<動画>近郊・地場野菜「ひだまりの郷」と有機農産物の売場の間にオイシックスの農産物を配置しています。
「オールインワンミールキット」のコーナー。前日のソフトオープン日に予想以上に売れ、取材をした6日は売場を縮小せざるを得なくなってしまった。

 初の取り組みは水産でもあり、この店舗から「オールインワンミールキット」のコーナーを設置。この商品は冷凍のミールキットで、フライパン1つでご飯のおかずがつくれるというものだ。

<動画>水産の生魚の対面バラ売りコーナーも活気があります。最後に映った魚にびっくり!!
桜新町店だけでライフコーポレーションが扱っている「かごしま黒豚」。

 畜産ではライフ最大級の焼肉コーナー「焼肉市場」の展開が目を引くが、この店だけで扱うのが「かごしま黒豚」。黒豚には並、中、上、極上の4等級あるが、これは極上の等級で、商圏内の高所得者に合わせた品揃えといえる。

<動画>ライフコーポレーション最大級の焼肉コーナー、こんなに長いです!(ホントはさらに先があります)
惣菜の「おかずバイキング(1点198円税抜き)」。10~11時に展開するこの売場が「チョイス弁当」(11~13時)、「ディナービュッフェ」(16~19時)と変わっていく。

 惣菜では「生鮮と食品の連動」を強化。16時~19時に行う「ディナービュッフェ」では、畜産の「あまに鶏」と食品の「ライフプレミアム 贅沢なあご入りおだし」でつくる筑前煮を新発売。「あまに豚」との組み合わせた肉じゃがも提供する(畜産でも「あまに豚」を使った豚カツや「あまに鶏」の唐揚げを販売している)。

 また、売場ではデジタルサイネージも。音が線のように出る高性能のスピーカーを設置し、サイネージのモニター前にいるときだけ音が聞こえるようにし、活用を図っていく。

「煌(きらめき)」は1日24斤の限定発売。取材をした6日午前中は焼き上がり前で、残念ながら買えなかった。

 久しぶりのショップ形式となったインストアベーカリーでの注目は、やさしい甘さが特徴の食パン「煌(きらめき)」。カナダ産の高級小麦を使った”生食推奨”の食パンで、1日24斤の限定発売。セントラルスクエア押上駅前店(東京都墨田区)でトライアルしている商品が、この店舗でも導入されている。

紳士服コーナーでは、アウトウェアから靴まで幅広く取り扱っている。

 衣料品は肌着、靴下などの実用衣料から服飾雑貨、靴、アウトウェアまで幅広く取り扱う。その中で注目したのが、紳士服コーナーのアクティブウェア」。「ワークマンプラス」で大きな話題になっている高機能ウェアなどをライフもコーナー化した。

<動画>アクティブウェアコーナー、動画でも紹介します!
生活関連品では売場を広くとったベビー用品と化粧品の売場が注目だ。

 生活関連品では医薬品や生活用品を多く品揃えする他、化粧品、ペット用品、文具、寝具、インテリアまで取り扱う。ライフの強みでもあるノンフーズの商品を充実させることで、競合他社との差別化を行っている。

「ライフカフェ」は開店前だったので、「北海道サロベツ豊富町厳選牛乳」を使ったソフトクリームは食べられなかった。

 そして、カフェコーナー「ライフカフェ」も設置(3店舗目)。ここではライフプレミアム「北海道サロベツ豊富町厳選牛乳」を使ったソフトクリームも販売している。

地域から愛される「ライフらしさ」とは

 桜新町店は、こうした商品での挑戦と共にライフコーポレーションが掲げる「ライフらしさ」を具現化した旗艦店という位置付け。地域住民に愛される店づくりを意識しており、当初計画では屋上につくろうとしていた駐車場を、地域住民の要望を受けて地下につくるなどしている。

広いキッズスペースは、レストスペースともつながっており、親子共にゆったりと過ごしていた。

 また、今回は十分な売場スペースがとれたため、2階で生活関連品と衣料品の売場を大展開したが、お客がゆったりとくつろげ安らぐ空間を創出するための広々としたレストスペースやキッズスペースも設けた。キッズスペースには大型滑り台や86インチモニターも設置しており、既に子供連れのお客の利用が進んでいる。

(株)ライフコーポレーション 代表取締役社長兼COO 岩崎高治氏。

 岩崎高治社長は「さまざまな要素を盛り込んだので、当初の計画より1年ほど遅れたが、『ライフらしさ』を出せる店舗ではないのか」と、店舗の出来に自信を見せた。