2月5日、国産ヴィンテージジーンズ「桃太郎ジーンズ」等を展開する(株)ジャパンブルー(本社/岡山県倉敷市、代表取締役社長/真鍋寿男)は、極限まで色落ちしない画期的次世代デニム「SHIN・DENIM®(シン・デニム)」の用途別ラインアップの拡充を図り、デニムを使ったホテルユニフォーム等を発表する記者会見を行った。

 今回、「SHIN・DENIM®(シン・デニム)」に加わった機能は2つ。「アンモニア臭をほぼ100%除去するという消臭機能」と「ほとんどの水性および油性の液体をはじく超撥水機能」(テフロン加工の付帯で、液体が玉のように転がり落ち、手入れが簡単になった)だ。

消臭機能付きコットンによって得たもの

 目玉は消臭機能で、それがどれほどすごいのか、会見では”記者がそれを鼻で確認する実験”が行われた。

 実験でデニムに使うコットンに、相当臭いアンモニア液(アンモニアを赤く発色させる試薬を入れたもの)を吹きかけ、白いコットンについた赤い色が消えれば、消臭できているというもの。

左:消臭機能付きコットン 右:通常のコットン

 結果は写真の通りになった。左側が新たに加わった消臭機能付きのコットンで、右側が通常のコットンである。消臭機能がついているコットンは全く色が残らず、通常のコットンは赤く着色したままなのが分かる。

(実験に参加した記者は、アンモニア液の臭いをかいで「臭いですね!」と言っていたが、それを吹きかけた消臭機能付きコットンに臭いが残らないことに驚いていた)

 このコットン100%の消臭繊維は、消臭機能が必要とされるさまざまな用途への商品展開が可能になり、今回はビジネスユニフォームへの利用が発表された。

 この商品化(予定では今秋)にあたり、同社は素材開発を核とする新事業展開のアライアンスパートナーとして、デニム立国・オランダを率いるハウス・オブ・デニム財団(拠点/アムステルダム市)と協働。オランダから4人の新進気鋭のクリエーターチームを招聘しデザイン開発を進め、新ブランド「CROWN LABEL BY MOMOTARO JEANS」の中でBtoBプロデュースにあたるとしている。

デニムのユニフォームに込められた思い

 会見では、ハウス・オブ・デニム財団 共同設立者のマリエッタ・ホイティンク氏から、今回発表のホテルユニフォーム4着の説明が行われた。

 

 写真の一番左は、曲がったラインで日本人の着物をイメージ、西洋の文化を併せたものになる。写真の左から2番目は、スーパークールなデザイン。写真の右から2番目は、オランダで多いパンツスタイルをイメージして、カジュアルな装いにしたもの。写真の一番右は、フリースタイルで、若い世代に向けたもの。

 マリエッタ氏は「4つのパターンは日本とオランダの最高の融合になりました。ホテル用のユニフォームにピッタリだと思います」と語った。

(株)ジャパンブルー 代表取締役社長 真鍋寿男氏

 今回の「SHIN・DENIM®(シン・デニム)」の用途別ラインアップ拡充について真鍋社長は「ホテルのユニフォームを2020年に向けた目玉事業として頑張っていきたい」と語った。

 同社では、ホテルのユニフォームの他、デニム畳、デニムウオール、デニムベッド等を国内サプライチェーン5社との異業種協働で発表しており、ライフスタイル分野で新たな市場開拓に乗り出している。