季節を分ける「節分」に「無病息災(むびょうそくさい)」を願う「豆まき」。「大豆は五穀の1つで穀神が邪気を払う」他、季節の変わり目に「豆を食べるとまめ(健康)で過ごせる」という説もあるようですね。

 ユネスコ無形文化財に指定されている「和食」。四季豊かな日本は、その季節で健康に過ごすための食べ物があります。それは外国人観光客が絶賛する「ヘルシーフード」として必ず登場するTOFU、NATTO、MISO、EDAMAME。私たち日本人こそ、先人の知恵を見直すときかもしれません。

 欧米人に比べて内臓脂肪がつきやすい日本人にとっては大豆の植物性タンパク質を積極的に摂取するのは理にかなっています。なぜなら、現代の深刻な病の「肥満」。この予防に「豆」が有効だという研究データがどんどん明らかになってきているからです。

 豆には芽生えるのに必要な栄養素がぎゅっと貯蔵されていて良質なタンパク質を含むものが多く、エネルギー代謝に必要なビタミンB群、腸を整える食物繊維も取りやすいのが特徴です。

「畑の肉」大豆は、アメリカ国立癌研究所も認めたスーパーフード

 豆の中でも「畑の肉」と呼ばれる大豆はサポニンやイソフラボンなど強い抗酸化作用を持ち、1990年代にアメリカ国立癌研究所 (NCI) が選定したガンの予防に効果的な食材「デザイナーフーズ」ピラミッドでも上位にランクされています。

 その大きな理由に「大豆イソフラボン」が挙げらます。大豆イソフラボンが女性ホルモンのような働きをすることは有名です。大豆には色素沈着やシワの予防などの美肌効果も高く、『大豆=美容』というイメージが強いですよね。

 実は、それだけではありません。中性脂肪、LDL―コレステロール、血糖値など、メタボ予防に働くのです。

 大豆イソフラボンは抗酸化作用を持つポリフェノールの一種で、血圧を下げたり、血管の脂肪が固まって血栓を防ぐ働きがあります。実際に、毎日の大豆食で脳卒中や心筋梗塞の予防に活用されています。

「大豆タンパク」には総コレステロール値を低下させる作用がある他、「サポニン」が血管内にたまった悪玉LDLコレステロールが酸化して発生する過酸化窒素を抑制するからです。腸内環境を整える不溶性食物繊維が豊富なことは言うまでもありません。これらの相乗効果で、ガン予防にも有効なスーパーフードと認められたのですね。

血糖値の急上昇を抑える「大豆レジスタントたんぱく」

 大豆の新たなニュースとして、最近注目されているのは「レジスタントプロテイン」または「レジスタントタンパク」と呼ばれる「難消化タンパク質」の存在。これが肥満予防に重要な「血糖値コントロール」に働いてくれるのです。

 これまでも大豆製品は低糖質・高タンパクのロカボ食品として重宝されてきましたが、さらに一歩進んだうれしい効果と言えますね!

 タンパク質は一気に取るのではなく、毎日、こまめに食べることが大切。大豆を使った商品はゆでた大豆から豆腐、納豆、ゆば、みそなどなどバリエーションが豊富なのも、取り入れやすいポイントです。