「1月28日(月)を持ちましてファミリーマートでの取り扱いを終了させていただきます。永らくのご愛顧ありがとうございました」 無印良品を展開する良品計画のサイトでファミリーマートでの販売終了がついに発表された。

 筆者は、新商品の発売になる火曜日、大手3チェーンのコンビニの売場を見て、気になる商品を購買することを習慣としているが、2018年の8月下旬から気になっていたのが、「ファミリーマートの無印良品の売場でファミリーマートのプライベートブランド(PB) と思われる新商品が展開され、無印の商品と入れ替わっていたこと」だった。

入れ替わったPBは機能性重視

「今治タオル」のタオルハンカチ白・紺 (税込600円) 、タオルハンカチ紺(税込540円)、肌触りやさしいガーゼタオルハンカチ(税込540円)、ハンカチ(税込540円)、Ladies 足元快速スニーカーインソックス 黒 (税込400円)、Ladies 着てすぐ気持ちいいショーツ 黒 M・L (税込750円)、ふっくらホテル仕様タオル フェイス用 ブラウン・ベージュ (税込700円)を皮切りに、毎週のように品揃えが増えており、靴下・Tシャツ・トラクンス・ボクサーパンツ・Yシャツ・キャミソールと、12月には衣料品のほとんどの商品が入れ替わっていた。

 その商品を見ると、価格は無印良品の展開商品と同等か少し高くなっていて、機能性を重視した商品設計になっていた。ハンカチであれば優しい肌触りを重視したガーゼ加工であったり、ショーツであればつけた瞬間に気持ち良い生地として再生繊維のシルクと呼ばれるレーヨンを使用、スニーカーソックスもニオイ菌を99.9%除菌する制菌加工がされていたりする。

伊藤忠商事の得意分野を生かした?

 ユニー・ファミリーマートホールディングスの親会社である伊藤忠商事は繊維事業を得意とした商社なので、まずはそのシーズを積極的に活用した衣料品からの商品開発になったのだろう。

 緊急目的購買が多いのが、コンビニの衣料品。ネットの反応とは相反して、ファミリーマート店舗で無印良品を指名買いしていたお客さまはそれほど多くないと思われる。

 今回のPB 商品、店舗での取引条件は無印良品と比べて10〜16%程度改善されていると推察され、ファミリーマート店舗での利益確保にもつながっていると思われる。

「こちらは扱いがなくなって困る」というお客が多いだそう。

 サンクスとサークルKが加わり約1万7000の店舗網を持ったファミリーマート。店舗数増によりPB開発においてOEM工場に強い購買力を持ったことも、今回のPB戦略へシフトしつつある理由となっていることは間違いない。

 無印良品は西友のPB商品として誕生し、1980年の12月に当時グループ企業であったファミリーマートや西武百貨店で展開が始まった経緯があり、ファミリーマートでは39年の歴史がある。

 今後、無印良品の文具、菓子、コスメもファミリーマートの店頭で買えなくなってしまう。無印良品の商品はネットでも購買できるものの、こちらは近所のファミリーマートで気軽に購買できなくなるのは、一抹の寂しさも感じるが、これらだけ残すというのは難しいのだろうか。