左:「ファミチョコ」右:「お母さんチョコどう?」

ファミリーマートは2019年のバレンタイン限定商品として、人気商品の「ファミチキ」、「お母さん食堂」とコラボした「ファミチョコ」、「お母さんチョコどう?」などの商品を、1月30日から発売する。

バレンタインでの告白はもう古い

 近年のバレンタイン市場は約1300億円規模で推移をし続けており、全体として大きく変わっていないが、中身は変わってきている。一昔前のバレンタイン市場といえば、義理チョコ等のギフトという需要が多かったが、現在はご褒美用の「自分チョコ」や友人に送る「友チョコ」等の市場が伸びている。

 2月14日のバレンタインデー本番といえば、女性は愛の告白をする一大イベントで、男性は好きな人がチョコを渡してくれるのではないかとワクワクしたり、壮大な勘違いをして空回りするという日だったが、現在のバレンタインデーも大きく変わっており、10代女性が好きな人にチョコを渡すよりも友人の女性や家族に渡す人の割合が多くなっていることが、2018年の調査により判明した。

 バレンタインデーは愛の告白をする一大イベントから友人や家族とのコミュニケーションを図るイベントに変化してしまったのだ!

友チョコ需要に合った面白い商品を

 ファミリーマートは、現在の変化したバレンタイン市場を見据えて、10~20代の女性をターゲットに友チョコ需要にスポットを当てて、サイズ感や見た目のかわいさから手軽に渡せるプチタイプの商品などを販売していく。テーマは「ありがとうショコラ」で1月30日(水)から2月14日(木)まで展開する予定となっている。

左:「ファミチョコ」 右:「ファミチキ」
左:「ファミチョコ」 右:「ファミチキ」

 

 今回の象徴的な商品がファミリーマートのカウンターで最も売れている「ファミチキ」をバレンタイン商品にパロディ化させた「ファミチョコ」である。パロディ化する上でパッケージだけ似せて、肝心の商品は全く似ていないということがよくあるが、「ファミチョコ」は中の包材やパッケージ裏の「温めてはいけません」という注意書きなど細部まで似せた作りとなっている。

「お母さんチョコどう?」

 そして、人気惣菜シリーズの「お母さん食堂」も、なんとか便乗してバレンタインにつなげられないかということで、「お母さんチョコどう?」という商品を真面目に開発して、発売までこぎ着けた。

「ファミチョコ」開発秘話

「ファミチョコ」の発売経緯をファミリーマート 菓子グループの木住野 広樹(きしの ひろき)氏に伺ったところ、「ネタ商品になり、『こんな面白いものがファミリーマートでしか売っていない』をコンセプトに開発したのが最初の出発点です」と語った。

 開発段階では「ファミチキ」にチョコをかける案も挙がったが、それはまずいだろうということで却下。しかし、発想の転換で「ファミチキ」に近いチョコを作ろうということになり、「ファミチョコ」が開発された。

 味の再現までする案も挙がったが、中身は普通のチョコにしようとなり、色見だけをキャラメルクランチチョコを使用して似せることにした。

 ファミリーマートは「ファミチョコ」と「お母さんチョコどう?」の2品を主軸として、今年のバレンタイン商戦を戦っていく構えだ。