やっぱりプロはすごい。レッスンプロに習ったことがない人はレッスンを一度は体験することをお勧めします。自分のゴルフが確実に変わります。

 そんなときは、せっかく教えてもらうわけですから、教え方が上手なレッスンプロと巡り会いたいですよね。

 教え方が上手なレスッスンプロとは一度に1つのことしか言いません。人間は一度に1つのことしかできないからです。

 これは企業経営も同じ。多くの課題からプライオリティ(優先順位)を決め、一つずつ順番をつけて実施する必要があります。

直す点を1つしか言わないレッスンプロがいい

 アマチュアのハンデの数はオフィシャルであろうが、プライベートであろうが、その人の直すべき問題の数です。ハンデ30なら、30個直すべき問題があり、ハンデ10なら、まだ10個直すべき問題があります。

 どんなアマチュアでも10個〜30個の問題を抱えているのです。レッスンプロがそのアマチュアの姿を見れば、すぐに10個、20個の問題を発見できます。

 そこで、発見した問題を全てまたは複数、指摘してくるプロはレッスンプロとしては未熟な可能性があります。その理由は2つです。

 1つ目の理由は「脳科学的側面」。

 人間は複数のことを意識して、自分の動作を変えることはできません。従って、「グリップを変えなさい」「立ち方を変えなさい」「始動を肩から始めなさい」とレッスンの中で3つのことを順番に言われても、どれひとつ自分の動作を変えられないのです。もし、意識してグリップを変えられたとしても、立ち方を意識し始めた瞬間、グリップは元に戻ってしまいます。つまり、複数の問題点を指摘するプロは人間の特性を理解出来ていない可能性があるわけです。

 2つ目の理由は「目的の側面」。

 そのプロは何のために複数の問題点を指摘するかということです。プロも商売でレッスンプロをしています。顧客であるアマチュアに「すごいな!」と思ってもらい、受ける評価を高くしたいものでしょう。そうすると、自分の評価を高めたい意識が強いプロは、どうしても多くの問題を指摘してしまいます。

 これに対して、教えることが上手なプロは、そのアマチュアの短期目標(直近で困っていること)、長期目標(どんなスコア、ゴルフを目指したいか)を確かめ、発見した多くの問題点から、その目標に合致した、より原因的問題1つに絞り、その項目を徹底指導してくれます。

 私はそんなプロを何人も見てきました。皆さんもレッスンプロを探しましょう。

レッスンはサービス業という意識があるプロを探そう

 お付き合いしやすいレッスンプロには「アマチュアである受講生はお客さまとの認識を持っている」という共通点もあります。

 レッスンプロは指導する、教えるという行動を取るため、教えてもらう側のお客さまの意識と教える側のプロの意識との間にギャップが生じることがあります。その結果、お客さまであるアマチュアに「お金払っているのに、何でそんな言われ方されなきゃいけないの!」という気持ちを抱かせてしまうことがあるのです。

 サービス業の基本である言葉使い、身だしなみができているプロはお付き合いしやすいという点も、レッスンプロを選ぶ際に基準といえます。

教えてもらったことを自分の言葉で言い換える

 どんなによいレッスンプロに教えてもらっても、うまくなれるかはアマチュア側に責任があると私は思っています。

 教えてもらったことを意識し、行動を変えるためには、アマチュア側がそのことについて腑に落ちていなくてはなりません。プロに言われたことをオウム返しに言って、言われたことを繰り返しているだけではうまくなれません。

 つまり、プロに教えてもらったことを自分の言葉に置き換え、自分の目標との整合性を検証し、何のためのドリルなのかをしっかり、自分で言えることが大事になります。