1月16日、イオンのプライベートブランド(PB)の「トップバリュ グリーンアイフリーフロム」シリーズから「惣菜サラダ」2品が発売された。消費者が気になる添加物や原材料に配慮した「トップバリュ グリーンアイフリーフロム」シリーズは、2016年11月より発売。売れ行きは好調で2018年1~12月の1年間で売上高は約40億円(前期比2倍増)となっている。

「イオン惣菜サラダ2品目発売 店頭お披露目会」がイオンスタイル碑文谷で行われた

従来品との比較で分かる健康への強い意識

新発売の2品目

 今回、全国の「イオン」「イオンスタイル」等、約800店舗で発売されたのは「こだわり野菜のポテトサラダ」と「ツナと野菜のスパゲッティサラダ」の2品目である。

 添加物(アミノ酸、亜硝酸ナトリウム)を使用せず、味の土台となる旨みに「野菜ブイヨン」を使用することで、素材本来の風味を生かしながらも旨みをしっかりと加えている。

左:従来品 右:新商品

「トップバリュ」の従来品と比べると分かるが、「トップバリュ グリーンアイフリーフロム」は明らかに添加物の表示が少なくなっている。

 しかし、表示数が多いから体に悪いという訳ではなく、健康を気にする人の選択肢を広げることで、さまざまなニーズに対応していくための施策である。

 そして、売場横の試食コーナーでは従来品との食べ比べが行われていた。

試食コーナー

 写真を見ても分かるが、「こだわり野菜のポテトサラダ」は、従来品と比べて野菜を多く使用することで、歯応えがしっかりしており、素材本来の風味を感じる優しい味付けとなっていた。

お客さまの安心はお客さまの声から実現する

 PBの「トップバリュ」はイオンのお客さま第一という理念を具現化しているブランドであり、お客さまの声を商品に反映してきた。具体的には、自社専用のコールセンターに年間9万件程の問い合わせがあり、現在では累計100万件のお客さまの声を資産として商品の開発や改善に役立てている。

 コールセンターに掛かってくる数多くのお客さまの声を抽出していくと、年々、添加物や保存料等の健康についての問い合わせが増加していることが確認できた。また、同社のヘルス&ウエルネス意識調査(2016年実施)では、全体の65.3%が添加物の使用を極力控えていると回答していた。

 そこで、添加物や原材料に配慮した商品の提供がお客さまの安心につながると考え、発売されたのが「トップバリュ グリーンアイフリーフロム」シリーズ。

 とはいえ、今回発売された惣菜サラダも商品の添加物だけに配慮すればよいわけではなかった。「トップバリュ」の開発手順にのっとり、味と価格についても消費者モニター調査を実施。商品の中味と品質そのものの評価で「良い」または「やや良い」が全体の70%以上必要な「絶対品質評価」と、ブランド名と価格が実際に店舗でも手に取ってみたいと思うのかを評価する「知覚品質調査」の2つが基準値を超えないと商品化しないという徹底ぶりである。

イオントップバリュ株式会社 マーケティング本部長 和田浩二氏

 今後の展開と課題として「トップバリュ グリーンアイフリーフロム」シリーズは「お客さまと共に作っていく商品なので、今後も購入しているお客さまの動向や意識を分析して商品開発に生かしたい」。そして課題については「価格をしっかり対応していくと同時に、『フリーフロム』のようなPBを強化して差別化できるブランドとして成長させたい」とイオントップバリュの和田氏は語った。