隣接する上野フロンティアタワーの、2017年11月4日のオープンに向け、松坂屋上野店本館も一部リニューアルが行われた。リニューアルされたのは地下1階、2階、7階の一部。下町を活性化させる店舗の一つとして、新しい下町文化を発信するにふさわしい百貨店を目指す。

 会員制コミュニティサイト「上野が、すき。」は松坂屋上野店が中心となって進めてきた、地域活性化のための取り組みの一つ。上野の情報を発信すると共に、当サイトを中心として「上野が、すき。ステーション」、「上野が、すき。カフェコムサ」そして「上野が、すき。ギャラリー」を開設。サイト会員の声を品揃えやイベントに反映することでお客とのつながりを強化する狙いがある。

上野HA・NA・REには都会で働く女性をターゲットにした、美と健康に関わるショップが集まる。
「上野が、すき。カフェコムサ」で提供されているパンダのケーキは、「上野が、すき。」で意見を集めて開発した。

 本館2階には「上野HA・NA・RE」というエリアを新たに作り、女性の美や健康に関する店舗を展開する。

 上野HA・NA・REの奥には「上野が、すき。カフェコムサ」がオープン。「上野が、すき。」と連動したメニューづくりやイベントを行う。

上野が、すき。ギャラリー
フロンティアタワーで働くオフィスワーカーに向け、惣菜、弁当を充実させた。

 本館7階に誕生した、「上野が、すき。ギャラリー」は、地域の学生やアーティストの発表の場を想定したミニ・ギャラリーだ。現在は「貴重映像でふり返る松坂屋上野店の歩み」という展示がされている。

 地下1階「食品フロアほっぺタウン」は、上野フロンティアタワー上層階にオフィスが入るため、惣菜、弁当の需要を見込んだ。「金沢まいもん市場」や「肉卸小島」など、百貨店初出店を含む5店舗をオープンした。

 宮崎久朗 松坂屋上野店店長によると、リニューアルの狙いは「パルコヤとのシナジーを最大化し、主に40~50代の女性を取り込み、顧客層を拡大すること」、「J. フロント リテイリンググループが推進する、都心をターゲットとした店舗展開の一環となること」、さらに「体験型、コト消費の需要拡大に対応する売場を拡大すること」の3点。

 改装のない売場は品揃えを変えることで客層拡大に対応する。また、什器やディスプレイも下町を感じさせるものに一新し、一階北口のイベントスペースアーケードでは下町マルシェとしてものづくりにこだわった商品を販売する。

 松坂屋上野店が目指す、未来の下町文化を発信する百貨店とは、江戸から続くこの地の賑わいを絶やさず、人と人とのつながりを大切にする、粋で格好いい百貨店だと言う。そのために、外壁やショーウインドーのみならず、メンテナンスや館内ディスプレイの見直しに着々と取り組み、この度のリニューアルとなった。

 

所在地/東京都台東区上野三丁目29-5
オープン日/2017年10月31日~
リニューアルフロア/地下1階、2階、7階および3階連絡通路
営業時間/10~20時

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