ユナイテッドアローズ(既存店)売上高 106.7%*1客数 102.0%、客単価 101.9%

  初旬の気温高の影響で動きは鈍めだったものの、中旬からの気温低下に伴い、ニットやアウターなどの冬物衣料が好調に推移。加えてメンズのパンツ、シューズ、ウィメンズのジャケット、スカート、ワンピースなどの動きが目立った。

 メンズでは相変わらずノースフェイスのダウンJKの他、デサントのオルテラインなどNB勢が優勢。PBダウンも小松マテーレ(旧小松精練)の高密度ナイロンやTW素材を使ったデザインが人気を集めたようだ。カシミヤ混、タスマニアウール、ブークレ糸を素材にケーブル、ワイドリブと編み地と色のバリエーションを組んでテーブル展開した売場が印象に残った。レディスではブランドコラボした高額のライダースJK等が売上げに貢献した模様だ。小売+ネット通販既存店売上高は前年同月を6.7%上回ったが、前年同月に比べて休日が1日多かった影響(+1.6%程度と推測)を含んでいる。

良品計画(既存店売上 108.8%*2 108.3%客単価 96.2%

 前半は、前月に引き続き、カットソー関係が衣服・雑貨の売上げの中心となったが、気温が下がった中旬からは、ヤクウールのニット、ダウンブルゾン、パジャマ、インナーウェアの売上げが大きく上昇。定番化に向けて実験的に取り組む別ラインのMUJI Laboでも、“即完売商品”が登場。マイクロファイバー生地を使った「着る毛布」のリバーシブルプルオーバー(6990円税込)は、全国取り扱い店舗も24店舗と限定的だが、建値で完売したようで、「着る毛布」というコピータイトルもお客の胸に刺さったのかもしれない。

 生活雑貨ではタオル、スリッパ、小物収納に加え、月後半は掃除用品が好調だったが、ベッド、リビング家具、季節家電の売上げが前年を下回った。

 これで衣料・雑貨部門の既存店売上高の前年比クリアは2017年4月以降、21カ月連続と好調を維持。既存店全体の客単価割れが14カ月連続なのは、価格合理性を求めて値下げを続けてきた結果だが、秋冬シーズンに価格を見直した家具は購入サイクルが長いだけに販売の伸びも限定的。好調なニトリと競合する分野だけに、今後の対策がポイントとなるだろう。

ユニクロ(既存店)売上高 105.2%、客数 104.3%、客単価 100.9%

 冬の寒さが本格化し、シームレスダウン、ヒートテック、フリースなど防寒系の主軸アイテムが動いた。前月、前々月は動きの鈍かったカシミヤやラムウールのニット関係も売れた。年末商戦として取り組んだ「年末祭」が好調な売れ行きで全体を押し上げたようだ。

 今年のクリスマス商戦では、ギフト用パッケージを新たに5デザイン用意して需要喚起に注力。「年末祭」のノベルティ(1万円以上の買い上げでプレゼント)のフリースブランケットも、年末の大型寒波とマッチして好評だったようだ(早速、メルカリで300~500円くらいの価格で取引されている)。2年前の暖冬シーズンにはシームレスダウンを12月第3週に値引きしていたが、今年は1週繰り上げて対応。

 こうしたことから3カ月振りに既存店売上高をクリアさせたものの、2018年9~11月決算では国内のユニクロ事業は4.3%の減収、29.9%の営業減益だった。ユニクロの18年秋冬シーズンはデザイナーコラボそのものにも鮮度が感じられず、前年踏襲的な品揃えの印象が拭えなかった。そうなると、急いで買い求める必要はなくなり、お客の気分次第となってしまうから天候に左右されてしまう。それでも売上指数の高い12月の既存店売上高をクリアさせたのは、セールスプロモーションへの取り組みや、臨機応変さの現れからで、見習うべきところは大いにある。