ビールはワインに次ぐ「抗酸化」のお酒です!

 体全体を若返らせる「抗酸化作用」があるお酒といえば、ポリフェノールを含む「赤ワイン」ですよね。キリンホールディングスは東北大学と共同で、赤ワインに次ぐ高ポリフェノール飲料であるビールの抗酸化作用についての研究データを発表しています。

ホップの量が多いビールを選んでみよう!

 ホップ含有量は書いていないのですが、1つの目安となるのがビールの苦味を表すIBUという単位。その代表格が「IPA」と呼ばれる苦味たっぷりのビールです。

 しかし、単純にIBUの数値だけでは苦さを測ることができません。例えば、苦いコーヒーでも砂糖をたくさん足せば甘くなるように、IBUの高いビールでも他の要素が絡み合って苦味をあまり感じないものもあるので一概にはいえないのですが、最近トレンドのブルワリーからは、ホップを2~4倍もぜいたくに使っている「IPA」ビールが出ています。いろいろと調べてみるのも面白いですね。

IPAを薦めるもう1つの理由は温度にあります

 日本のメジャーなビールはピルスナーと呼ばれる種類でキンキンに冷やして飲む習慣がありますが、IPAビールの飲み頃は10〜13℃で香りを楽しむ飲み方をします。これも健康にはとても大切。冷たいビールは内臓を冷やし、代謝を落とし、太りやすくなります。

 また、苦味が濃いと必然的に少量を味わって飲むことになりますよね。少量で満足度が高くなるのも健康なアルコールライフの秘訣です。

350ml1本なら糖質はご飯の4分の1以下です!

 ビールが他のお酒に比べて太るといわれるのは「糖質」が含まれているからです。そして、飲む量がどうしても多くなるからです。糖質は血糖値を急上昇させやすくなります。焼酎やウイスキー、ウォッカなどの蒸留酒は、糖質を含まないため、太りにくい、ダイエット向きのお酒とされています。

 お酒には醸造酒と蒸留酒があり、作り方の工程で糖質の有無が分かれます。

 ビールや日本酒、ワインなどの醸造酒は、原料の麦芽や米、ブドウに酵母を加え、発酵させてつくります。この際、原料に含まれる糖分を、酵母が分解することでアルコールが生まれます。これに対し、蒸留酒は、アルコール発酵した原料を蒸留して、アルコール分を集めてつくられます。蒸留されたアルコール中の糖質はほぼゼロとなります。

 醸造酒のビールには、糖質が含まれますが、100ml当たり3g前後。350ml缶1本で約11g程度、これはご飯(茶碗1杯の糖質は51.2g)の4分の1以下です。

 

 緩やかな適正糖質を提唱するロカボでは「摂取する糖質を1食20-40g、デザートは10g以下」とされていますから、1本程度なら健康な人にとっては、大した問題はありません。大好きなビールを飲んだ分、主食のご飯や麺をちょっと置き換えれば許容範囲内ですよね。

 ビールが太るといわれる要因は、「ジョッキでがぶ飲み」するスタイル。喉がカラカラのときに、キンキンに冷えたビールを流し込むような飲み方をしている方は、量がオーバーするだけでなく、冷たい大量のアルコーを急激に受け入れた肝臓が悲鳴を上げていますから、ご注意を。

 いくらホップが健康に良くても、ビールは肝臓に負担がかかるアルコールであることに間違いありません。空きっ腹で飲むと血糖値が上がり、脳にも逆効果ですから、濃厚なIPAビールに合うアーモンド入りチーズやブラックチョコレート、チキンなどを少量食べておくとよいでしょう。このように脂っこいものはビールを飲む前に食べておくことがポイント。常温か温めた水をビールと同量程度しっかりの飲むこともお忘れなく!

 ビールだって、余裕を持って楽しめば、心にも体にもうれしい豊かな飲み物。楽しく健康なビールライフを!