バローHDのDg.S、スポーツジムなども拡大?

 そのバローホールディングスも中小SMチェーンなどを傘下に収めながら独立性を保って、アークスとほぼ同規模の5000億円企業になった。今後も独自路線を貫くと思われたが、一転して合従連衡に動いた。

 バローホールディングスは低価格PBと効率的な物流・情報システムを強みに、岐阜を本拠に中部、甲信越、北陸、近畿に店舗網を拡大してきた。しかし、近年はやや業績に限りが見え、ひと頃の勢いがなくなっていた。そこで、やはり成長を担保し生き残るためには連携が必要だと考え、方針を転換したと思われる。SM以外にDg.S、ホームセンター、ペットショップ、スポーツジムを展開しており、こうした事業領域でも2社と連携して拡大させていく考えだ。

 一方、リテールパートナーズは15年3月、丸久がマルミヤストアを子会社化、商号変更し、持ち株会社として誕生した。17年3月にはマルキョウと経営統合し、売上規模はおよそ2300億円だ。

 マルキョウはかつては価格競争が激しい北部九州におけるプライスリーダー的存在として名をはせたが、近年はディスカウントストア勢に押されて業績が低迷。13年には西鉄ストアと提携し、大分が地盤のマルミヤストアも単独での生き残りは難しいと考え、イズミと提携していた時期もあった。

 今回はリテールパートナーズ自身が生き残りをかけて、「新日本スーパーマーケット同盟」に参画、九州エリアの同業他社にも参加を呼び掛ける。

SM業界「再編の中心核」になれる可能性が高い

 この同盟は九州に限らず、全国的な結集軸としてSM業界再編の中心核になることを目指そうとしている。独立系企業はまだまだ全国に数多く存在する。八ヶ岳連峰的なアライアンスであればハードルは低く参集しやすく、横山社長が考える対抗軸となる確率も大きい。

 そして、商品開発や店舗開発、情報・物流・決済などのシステムなどで協力し、優位性が高まり効率化が図れれば、さらに企業が集まるだろう。今回の「新スーパーマーケット同盟」の誕生で、業界再編はさらに加速することは確実だ。