経営とは「人的な生産性改善のための作業工程の合理化」のこと

 編集部:その工程改善はどこが行うのですか? 店長でしょうか。

 吉田:ほぼ30店以上のチェーンストアでは、本部または店舗運営部と経営者です。5から10店くらいの店舗では、本部バイヤーか店長、そして経営者になるでしょうね。実は、人時生産性統括表に示した13の商品作業の工程改善こそが、今まで行ってはこなかった「経営」です。経営とは、一言で言えば、「人的な生産性の改善のための作業工程の合理化」のことです。これを行わねばならない。

 編集部:人時生産性統括表の作り方は今回のご説明で、十分に理解できました。次は、工程改善の行い方です。なにぶん、やったことがないので、分からない。

 吉田:スマホでも撮れる動画ビデオを使います。作業種類ごとに担当者の今の実際の作業を動画に撮影します。動画で撮ると、その作業を構成している動作の細かい部分まで見る全員に分かります。ゴルフのスイングを高速ビデオで撮って、そのときの動作を見るのと同じです。

 その動作と動きを繰り返し見て時間が掛かっている「ムリ、ムダ、ムラの3無」を探し、改善していくのです。

 やり方の詳細は次回、具体的に述べましょう。