12月になりました。クリスマス、忘年会、帰省、年末年始とイベントが集中する時期のため、リアル店舗でのギフト需要が最も高まる時期です。

 さてこの時期、最もギフトが贈られる相手は誰だと思いますか?

 友達、恋人、家族、同僚……いろいろ思い浮かびます。そうした関係性を来店したお客さまに思い出させ、「プレゼントにいかがですか?」と新しいニーズを生み出すのも、この時期の商品お薦め法の1つです。

 ただし、ギフトはその性質上、買う本人と贈る相手の立場やプライベートな関係性に踏み込むことになります。プレゼントする相手の状況や気持ちを考えなくてはいけないので、ミスマッチや失礼がないように、聞き出しも慎重にならなくてはいけません。

 でも、意外とギフト商戦で忘れられてしまう相手が1人だけいます。

 目の前にいる相手が、自分自身に贈るギフトです。

 ネオマーケティングの調査によれば、21~59歳のパート・アルバイト以外の仕事をしているビジネスパーソンが1年を通して最も疲労を感じる時期、そして最も忙しい時期は、ともに10~12月だそうです。

Q. あなたが1年を通して最も疲労を感じる時期とその理由をお答えください。(単数回答)【n=1000】

 

Q. あなたが1年を通して、最も忙しさを感じる時期をお答えください。(単数回答)【n=1000】

 

 上記2つのアンケートは、20~50代の男女各125人に聞いた結果です。ほぼどの年代でもこの時期は忙しく、疲れを感じていると言えます。サービス業ならこの時期は稼ぎ時というお店も多いでしょう。そうでない一般企業でも、年末年始進行で仕事を前倒しで進める人は多いです。

 お世話になった相手に送るものだったお歳暮も最近では自宅用ニーズが増えており、今では「自分へのご褒美」が一般的となっています。

 この時期の販売は、いくらでも特別なものにできるチャンスがあります。1年間、頑張った自分へのギフトという習慣は、リアル店舗ではもっと意識されてもいいのではないでしょうか? 接客中の会話から贈り主のサイズ感や好みを想像するのは難しいですが、目の前にいるお客さまになら直接聞けます。

 ぜひお客さまの買物を、普通ではなく、特別な買物として演出してください。自分用なら予算も個数もマナーも気にせず、一度に何回だって贈ることができます。特別な買物なのですから、変に遠慮せず、堂々と高額品やまとめ買いを勧めてください。