(株)YPYエデュケーション 代表取締役社長 岡﨑真悟
 おかざき しんご●YPYエデュケーション(教育・研修会社、広島県福山市南蔵王町1‒16‒11)代表取締役社長。関西学院大学卒業後、イギリスの大学へ1年間留学。経営者の観点から自社を含むグループ企業に類人猿性格分類を導入。グループ売上げ745億円(2016年6月期) で2桁成長を続ける企業の成功要因の1つとなっている。(株)ヨシケイ福山代表取締役、(株)ホーミイダイニング代表取締役社長など、グループ5社の役員を兼務。

★講座は2019年2/20(水)10:40 ~ 12:00の予定

 

「類人猿性格分類」4タイプが偏りなく配置されて組織は力強く機能する

(株)YPYエデュケーションは、スーパーマーケット事業の「(株)エブリイ」、夕食材料の宅配「(株)ヨシケイ福山」、通信販売事業「(株)けんこう応援団」などグループ11社から構成される、食の総合プロデュース集団「エブリイホーミイホールディングス」において、「人財教育や研修を専門的に担い、社員がイキイキと働ける環境づくり」に取り組んでいて、社外向けに人財教育に関わるセミナー、講演会も行っています。

 エブリイホーミイホールディングスでは「グループ内のどんな事業においても、最終的には人が関わる」という考えの下、新入社員研修やその後3年間にわたるフォロー研修、中途採用者向けの研修をはじめ、リーダーとして必須の人間力を高める「人間塾」、若手店長が売上げ・利益を上げるコツを学ぶ「店長塾」を行うなど、人財育成に昔から大きな力を注いでおります。

 その中で最も特徴的なのが、「類人猿性格分類」という、弊社を含むTeam GATHER Projectが独自開発した性格分類法を全ての現場で導入・活用している点です。

 第87回商業界ゼミナールでも、この類人猿性格分類についてお話をさせていただこうと考えていまして、「どうしてあの部下はこんなふうに行動するのだろう?」「なぜ、あの部下はあんな発言しかできないのだろう?」とお悩みの皆さま、類人猿性格分類を知っていただければ、それらの謎がすっきり解け、ビジネスの現場でよりよいコミュニケーションが取れるようになります。

売上高18期連続増収の大きな要因となる

 類人猿性格分類は、人を「オランウータン」「ゴリラ」「チンパンジー」「ボノボ」の4つのタイプに分類した上で、それぞれの個性を知るもので、ビジネス現場はもとより、あらゆる場面で使える実践的な性格分類法です(図表)。

 テレビ東京系「ガイアの夜明け」、フジテレビ系「とくダネ!」「景気満開テレビ」をはじめ各種メディアで特集をしていただいたこともあり、「どこかで聞いたような気がする」という方もいらっしゃるかもしれませんが、多くの皆さまにとっては初めて耳にするものだと思います。まずは、類人猿性格分類の誕生から、簡単にご紹介させていただきます。

 類人猿性格分類の生みの親は、私の母親であり、(株)すまいるエブリイの代表取締役社長を務める岡﨑和江です。日本で60人ほどしかいないアドラー心理学の公認カウンセラーでもある母は、人の物事に対する受け取り方や感じ方、感情の表現方法などは皆が想像しているよりも個々の差が大きく、その認識のズレから人間関係に亀裂が生じるのではないかとの問題意識を持ち、何十年にもわたって心理学を追求していました。

 そして長年の研究の末に、「大型類人猿の行動の特徴が、人間の性格にとてもよく似ている」と気付き、オランウータン、ゴリラ、チンパンジー、ボノボの生態観察を通してそれぞれの特徴を分析。精神科医の名越康文先生に監修をしていただきながら、独自の性格分類法を確立していったのです。

 そして体系が整ってからは、私が先頭に立って実際にセミナーや研修を行い、どのような伝え方が最も参加者に伝わるかを約2年かけて模索し、2009年から会社の研修に正式導入しました。

 類人猿性格分類に対する社員の反応が驚くほど良く、また、社内のコミュニケーションが劇的に向上したこともあり、社内で行う全ての研修に導入していきました。